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Dragon Warrior Tea(ドラゴン ウォリアー ティー) ―紅茶と烏龍茶が出会う

 TWGには実に約500種のお茶があり、それぞれに名前が付いている。大体は茶葉を体現したり、使う場面を彷彿させたりするようになっている。今までに紹介した中で言うなら、Smoky Earl GreyやTea Party Tea辺りだろうか。しかし、中には全く想像がつかないタイプの名になっているものも存在する。今回紹介するのは、味の想像が全くつかないDragon Warrior Teaだ。
オフィシャルウェブサイトで見つけたときは、直訳すると「竜の戦士」という中二病のような名前で、非常に驚いた。説明を読んでみると、中国茶と紅茶のブレンドとのこと。興味を惹かれて購入した。

 蓋を開けると、フルーツや花の香りが漂ってきて少しTea Party Teaを思い出す。飲み方としては、香りを十二分に楽しめるストレートがおすすめだ。試していないが、フルーティーさを活かしてレモンティーもありかもしれない。ただ、中国茶のブレンドということで、普通の紅茶よりも体感として胃に堪えやすいように思う。レモンを加える際には、十分に注意を払って試して欲しい。
 味わいとしては、中国茶が配合されていることにより、華やかさとさっぱりとした後味が印象的だ。少しこってりした料理と合わせると、良いかもしれない。個人的にはホットドッグのランチに添えてみたところ、後口が爽やかになってぴったりだった。同様に、卵がクリーミーなカルボナーラとも相性が良かった。また、スイーツと合わせる場合は、結構何にでも合う方だろう。ただ、同じ柑橘系の香りで合うかと思ったアールグレイ味のクッキーは、可もなく不可もなくという感想だったので、紅茶味の物は避けた方が良さそうだ。同じクッキーでもチョコレートが練り込まれたタイプは、前述のホットドッグと同様にこっくりとしたココアの味わいを紅茶がリセットして相性も良かった。
 その他、フルーティーな部分に合わせて果物の入ったタルトや、こってりとしたバターを使ったパイ生地の菓子等も合うと推測する。ちなみにDragon Warrior Teaの香りを楽しみ、ペアリングもしてみたものの、なぜ「竜の騎士」という名前なのかは、よく分からないままだ。

 途中でも触れたが、Dragon Warrior Teaは烏龍茶が配合されているためか、規定の時間以上に茶葉が入ったまま放置すると胃にきやすい。普段は濃くなるのも味わいの1つ、と思っている人も、この茶葉だけは4分程で完全に引き上げることをお勧めする。

 Dragon Warrior Teaは、量り売りのみでの販売だ。茶葉しかないため扱いづらいかもしれないが、面白い名前できっとプレゼントしても盛り上がるはずなので、ぜひ手に取ってみて欲しい。

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Dragon Warrior Teaの量り売りが入った袋。


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