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年末駆け込み企画!TWGの2021年ダージリンファーストフラッシュ2種を今更ながら飲み比べてみた

 TWGには、他の茶葉とパッケージが異なるGrandシリーズがある。高級感漂う黒いガラス瓶に入っており、値段も他のものよりも高い。普段は手を出そうとも思わないのだが、先月末のブラックフライデーでオンラインショップがセールを実施していたので、チャンスだと思ってダージリンを購入してみた。今回は、以前紹介したDarjeeling Nouveau TeaとGrand Darjeelingの飲み比べをする。ちなみに、どちらも春に摘まれた茶葉のファーストフラッシュだ。

 一応、値段にも触れておく。Darjeeling Nouveau Teaは購入して少し日が経過していることもあり、記憶が定かではないが、50g入りの缶が大体S$60(4800円)程度だったように思う。一方、今回買ったGrand Darjeelingは、瓶に入って90gでS$110(8800円)だった。包装も凝っているため、一概には比べられない部分も多いものの、約2倍の値段だ。

 飲み比べの手順としては、まずテーブルの上に1と2と番号の書かれた紙を置く。次にカップの底に茶葉の名前を記し、ダージリンを淹れる。ここまでは私が実施して、最後にどのカップにどちらの紅茶が入っているか知らない母に机まで運んでもらうというものだ。

 淹れているときから薄々気づいていたが、机に並べてみると色が違う。1番の方が薄く、2番の方が濃いのだ。口に運んでみても、全く味が異なっている。1番はジャスミン茶にも通じるような華やかさがあり、緑茶のような味わいだった。番の方は緑茶のような青々とした印象はあるものの、紅茶としての落ち着きを持っている。以前、スモーキーフレーバー6種で飲み比べた際には惨敗を喫したが、今回は母も私もあっさりと正解した。

 両者の違いを、表にまとめてみた。表には記載しなかったが、茶葉のサイズとしてはDarjeeling Nouveau Teaの方がやや大きいような印象を受けた。

 正直、同じファーストフラッシュのダージリンでも、ここまで各茶葉の特徴が顕著に出るとは思わなかった。別々に飲んだ際にも違いは感じていたものの、想像以上にはっきりと棲み分けがされている。
 初めて飲んだファーストフラッシュがDarjeeling Nouveau Teaということもあってか、個人的にはこちらの方が落ち着く。ただ、Grand Darjeelingの方が紅茶と言われてイメージする味に近いこともあり、Darjeeling Nouveau Teaよりも洋菓子に合わせやすいように感じる。

 今年の春摘みの茶葉を使用したDarjeeling Nouveau Teaは既に販売が終了しており、今回初めて購入したGrand Darjeelingは値段が高い。どちらも手に取りやすくはないが、同じ茶葉の飲み比べは非常に楽しかったので、ぜひ試してみて欲しい。

Darjeeling Nouveau Teaの缶

Grand Darjeelingの瓶

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