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Alfonso Tea(アルフォンソ ティー) ―「神様の果物」が紅茶にキスをする

 日本は、そろそろ涼しくなってきた頃だろうか。もしかするとアイスティーが楽しい時期は、終わりを迎えかけているかもしれない。ホットが飲みたい日とは合致しないかもしれないが、今回もアイスティーのティーバッグセットから紹介する。
 
 マンゴーの種類で、アルフォンソマンゴーというものが存在する。果物を多く取りそろえる千疋屋のウェブサイトによると、糖度が高く濃厚で香りも高いらしい。ちなみに「神様の果物」とまで呼ばれているそうだ。今回取り上げているAlfonso Teaは、その果物から名前が付けられているようだ。ちなみに、説明には花やフルーツの香りといった文言はあるものの、アルフォンソマンゴーを使用とは書かれていないため、実際にところは不明だ。
 
 ティーバッグの袋を開けると、一気にフルーティーな香りが漂ってくる。トロピカルな果物が好きな人なら、たまらないはずだ。1晩冷蔵庫で抽出して、グラスに注ぐと水出しらしいすっきりとした風味の紅茶が完成していた。飲み方としては、ストレートがおすすめだ。他は試していないが、果実味をしっかりと味わうには何も加えない方が堪能できると推測する。
 
 食べ物とペアリングする場合は、紅茶を主体に置いた組み合わせにするか、同じようにフルーティーな物と選択するのが良さそうだ。食事系の場合は、バターを塗ったバケットのようにシンプルなものだと、茶葉の風味を味わいつつも食事も楽しめるはずだ。個人的にも、エシレバターを塗ったバケットと食べたところ、パンも紅茶も互いを邪魔することなく良い塩梅で味わうことができた。その他にも、モッツァレラチーズやそれを使ったサラダやカプレーゼのような、さっぱりした少しフルーティーなタイプの料理であれば合うだろう。
 スイーツの場合は、組み合わせがいくつか考えられる。1つ目はシンプルに、クッキーやフィナンシェのような焼き菓子で紅茶を引き立たせる方法。2つ目は、ジャムサンドやジャム入りクッキーのように焼き菓子でありつつもフルーティーな要素が入っているタイプの物と組み合わせる手法。3つ目はフルーツタルトやゼリーのように、果実味が前面に出たタイプのスイーツとのペアリング。個人的には、自作の月餅と組み合わせたところ、可もなく不可もなくという結果だった。その後、ロータスビスケットと合わせてみると、月餅よりは相性がかなり良かった。やはり、フルーティーな部分を活かしてこそ紅茶が価値を発揮するのだろう。
 
 今回紹介したAlfonso Teaのアイスティーのティーバッグは、色々なフレーバーと合わせての販売しかない。ホットの場合は、茶葉だけでなくティーバッグもあるため、温めて飲んでみたい人は、こちらもおすすめだ。

Alfonso Teaのティーバッグが入っていた袋

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