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London Breakfast Tea(ロンドン ブレックファスト ティー) ―ロンドンの朝を味わう

先日、紅茶ブランドTWGのティーサロンで様々なお茶を購入した際に、おまけとしてLondon Breakfast Teaの茶葉が入った缶をもらった。最近はアフリカやパプアニューギニアといった、あまり紅茶のイメージがない所の産地ばかり取り上げていたが、たまには王道っぽい名前のものも飲みたい。今回はLondon Breakfast Teaを紹介する。

缶を開けてみると、粉末のような細かさの茶葉BOPよりも、少し大きなサイズのものが入っている。こっくりとした甘みを持つ香りが漂っており、抽出してみると一層顕著になった。説明文を読むと、ベリーが入っているだけでなく、麦を彷彿とさせる甘味が特徴とのことだ。飲んでみると、やはり甘さがしっかりと感じられる仕上がりとなっている。今まで試した中ではNumber 1 Tea(ナンバー 1 ティー)やHaute Couture Tea(オート クチュール ティー)に似ていると言える。
深みもあるため、ストレートとして飲むだけでなく、ミルクティーにして楽しむのもおすすめだ。一方でベリーが入っているとは言え、あまり酸味が際立つタイプの紅茶ではないため、レモンはあまり合わないのではないかと推測する。

合わせやすい紅茶のため、マリアージュを考える場合も、特に問題ないはずだ。ただ、前述の通り少し甘い風味のため食事系はあまり合わないかもしれない。ペアリングする場合は、甘じょっぱいパンケーキのようなタイプの料理が良さそうだ。

スイーツの場合は食事と異なり、合わせやすいはずだ。ストレートのまま合わせるのなら、ショートケーキやフルーツタルトのような洋菓子が良いだろう。甘い紅茶の風味と、スイーツの味わいが合うはずだ。個人的には、生クリームといちごをあしらったスフレパンケーキと合わせてみた。クリームの濃厚さとケーキの風味が、紅茶とぴったりだった。また、ミルクティーの場合はバター風味の強いフィナンシェやクッキーといった焼き菓子をおすすめしたい。

最後にLondon Breakfast Teaは茶葉の量り売りだけでなく、ティーバッグも売られているため、試しやすい方を選べるようになっている。茶葉のみ販売されているものが多いことも考えると、手軽な部類と言えそうだ。看板商品である1837 Black Tea(1837 ブラック ティー)など以外で、フレーバーティーのティーバッグを探している人にもぴったりだろう。

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