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Weekend in St Tropez Tea(ウィークエンド イン サン トロぺ ティー) ―瞼に浮かぶ地中海の日差し

 今回も引き続き、世界各国の地名が付いているWeekendシリーズを紹介する。ちなみにサントロペはフランスの地名で、モナコやニースに近い地中海に面した地域のようだ。
 
 蓋を開けると、丸のまま乾燥したブルーベリーが入っており、香りも見た目通りのベリー感たっぷりになっている。今までに紹介した1837 Black Tea(1837ブラックティー)やStrawberry Tea(ストロベリー ティー)も苺やベリー感のある茶葉だったが、今回のWeekend in St Tropez Teaの方が爽やかな印象だ。行ったことはないが、地中海の日差しを感じる気がする。甘さに重きを求めるのなら前述の茶葉の方が向いていると思うものの、さっぱりとした果実味が味わいたいのなら、今回の茶葉はぴったりと言えるだろう。飲み方としては、フレーバーをしっかりと堪能できるので、やはりストレートがおすすめだ。レモンなら入れてもいいかもしれないが、既に茶葉が爽やかなため、あえて追加しなくても十分にすっきりとした味わいを楽しめるはずだ。
 他のWeekendシリーズ同様に茶葉の個性がしっかりしているため、ペアリングするならシンプルなカステラやクッキーのような焼き菓子がおすすめだ。また、果実味に合わせてブルーベリーやラズベリー等を使ったケーキやタルト、ドライフルーツが入ったパウンドケーキも良いと推測する。個人的に合わせた中では、福砂屋のカステラがぴったりだった。
 果物の風味を持つ茶葉のため、サンドイッチ等の食事系の料理とはあまり合わないのではないかと推測する。ただ、フルーツが入ったサラダのように、果物を使った甘じょっぱい印象の一品なら合うかもしれない。
 
 Weekend in St Tropez Teaは量り売り、または缶入りのみでの販売となっており、ティーバッグはない。扱いづらいので敬遠されがちだとは思うが、夏の日差しのようなさっぱりとした味わいを一足先に堪能できるので、ぜひ試してみて欲しい。

Weekend in Saint Tropez Teaの缶と箱

1837 Black Tea(1837ブラックティー)の記事はこちら↓
1837 Black Tea(1837ブラックティー) ー押しも押されもしない名物茶葉|足羽 椋子|note

Strawberry Tea(ストロベリー ティー)の記事はこちら↓
Strawberry Tea(ストロベリー ティー)―瑞々しい苺を頬張る|足羽 椋子|note

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