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今年も行ってきました!ダージリンファーストフラッシュのイベント

 以前、日々更新している連載にも少し書いたが、今年も昨年と同様に紅茶ブランドTWGが主催するダージリンファーストフラッシュのイベントに参加してきた。今回は、そのときのことをレポートできればと思う。写真は撮影したものの、私の顔が映り込でしまったものも多く、あまり掲載できない点だけご了承いただければ幸いだ。
 
 今年も、前年と同様に3種の飲み比べとなっていた。ただ、昨年は1つ夏に摘まれたダージリンセカンドフラッシュが入っていたが、今年は全て春に摘まれたファーストフラッシュのみだ。ちなみに銘柄も異なっており、缶入りのDarjeeling First Flush(ダージリンファーストフラッシュ)、Margaret’s Hope FTGFOP1(マーガレッツホープ エフティージーエフオーピー1)、Puttabong SFTGFOP1(プッタボン エスエフティージーエフオーピー1)の3種類となっていた。それぞれの紅茶は飲めるだけでなく、乾いた茶葉、抽出後の茶葉も見せてくれる。そのため、個々の葉の色や大きさも比較しながら楽しめるのは有難い。また、2つ目以降は食事やスイーツとペアリングしながら味わえる。

左から順に缶入りのDarjeeling First Flush(ダージリンファーストフラッシュ)、Margaret’s Hope FTGFOP1(マーガレッツホープ エフティージーエフオーピー1)、Puttabong SFTGFOP1(プッタボン エスエフティージーエフオーピー1)を試した。

  1つ目のDarjeeling First Flush(ダージリンファーストフラッシュ)は、既に記事で紹介した通り爽やかな味わいだった。缶入りという見栄えの良さもあり、TWGのダージリンを初めて試す人や贈り物を探している人にもおすすめだ。 茶葉については今回のイベントに参加するまで、どこか1カ所の農園のものを使っていると思っていたのだが、2つの農園を混ぜ合わせていると教えてもらった。ちなみに、どこの茶園なのかはオーナーだけの秘密とのことで、スタッフも知らないそうだ。  

 2つ目のMargaret’s Hope FTGFOP1(マーガレッツホープ エフティージーエフオーピー1)は、今年の茶葉の中ではどっしりとした味わいだ。その特性を生かしたペアリングとなっており、1口サイズのティーサンドイッチ数種類、それに生クリームとTWG自家製のティーゼリーが添えられたスコーンと一緒に楽しむようになっていた。ちなみにスコーンはケーキ等の生菓子やマドレーヌに変更も可能だ。 前述の通り2024年の中ではどっしりしていることもあり、非常にサンドイッチとの相性が良かった。スコーンも悪くはないが、それ以上に軍配が上がる。食事系には、ぴったりと言えそうな茶葉だと改めて実感した。  

 3つ目のPuttabong SFTGFOP1(プッタボン エスエフティージーエフオーピー1)は、TWGで売られているチョコレートとペアリングになっていた。スタッフのおすすめらしく、イベントの冒頭の方でも「ぜひプッタボンはチョコレートと合わせてください」と念を押されていた。話を聞きつつも今年の控えめな紅茶の印象を考えると、正直なところ紅茶が負けてしまうのではないかと危惧していたが、試してみると両者の持つ苦味が非常に合っている。また、チョコレートの甘さと紅茶の爽やかさも良い具合にマッチしており、おすすめするのも納得のペアリングだった。  

Puttabong SFTGFOP1(プッタボン エスエフティージーエフオーピー1)と組み合わせたチョコレート。フレーバーは好きに選択できる。

 今年と前年でのイベントで1番の違いは、Darjeeling First Flush(ダージリンファーストフラッシュ)を使って淹れ方も教えてくれる点だ。 いつも家で飲んでいるため別段新しいことはないと思っていたが、認識が甘かったようだ。教わってみると、思ったよりも1回に使う茶葉が少ない。いつも通り入れようとしたら「すごく大きな1杯」と言われてしまったので、それ以降は家でも意識的に控えるようにしている。また、湯は95度くらいで、沸騰させないとのこと。こちらも正直疑っていたのだが、香りが良くなる。後、抽出時間は3分15秒だそうだ。3分では駄目とのことで、こちらはなかなかピッタリに止められず、未だに家でも苦戦中だ。   

淹れ方を教えてもらったときの写真。ブレて分かりづらいが、茶葉1杯分は案外少ない。

 
家で飲んだのを含めて今年収穫された全ての農園を試し終えてはいないが、やはり今年の一押しはMargaret’s Hope FTGFOP1(マーガレッツホープ エフティージーエフオーピー1)のようだ。個人的にも今年の中では1番好きな上、缶は付いてこないものの価格も50gでS$50.25と、缶入りとほぼ同額なのも嬉しい。 

 実は例年の印象では、プッタボン農園やナムリン農園が好きなのだが、今年はその限りではなかった。スタッフによると、やはり年によって味わいや風味が異なるようだ。  
 全体を通して、昨年同様非常に楽しい会だった。ぜひ、来年も参加したいものだ。  

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