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Weekend in Bombay Tea(ウィークエンド イン ボンベイ ティー) ―ゆったり過ごす午後に

 日本では、昨日が成人の日だった。関連がある紅茶にすべきだったのかもしれないが、気づいたのが遅かったこともあり、結局何の繋がりもない茶葉Weekend in Bombay Teaを紹介する。

 缶を開けるとクッキーを思わせるような甘い香りが広がり、キャラメルを彷彿とさせるHaute Couture Teaに少し近い。ただ、柑橘系の香りを持つベルガモットや、緑茶に通じる青々とした味わいのダージリンファーストフラッシュが一緒にブレンドされていることもあり、味わいとしては軽やかかつ穏やかな印象に仕上がっている。
 また、以前紹介したWeekend in Singapore Teaは、たっぷりと淹れてゆっくりと味わうのに適した茶葉だった。今回のWeekend in Bombay Teaも同様に、単体であれマリアージュであれ午後のひと時をゆったり過ごすのに相応しいと言える。
 香りが甘いため、ペアリングする場合は食事系よりもスイーツ系がおすすめだ。ただ、前述の通り、たっぷりと飲むことにも適していると感じる茶葉のため、絶対的に料理との相性が悪い訳ではないはずだ。デザートと食事でフレーバーを分けるのが面倒なら、料理から続けてWeekend in Bombay Teaを飲むのもありだろう。
 スイーツの種類としては、クッキーやパイなどのシンプルな焼き菓子は外さない。加えて、クリームを使用したシュークリーム、ミルフィーユといったデザートもおすすめだ。チョコ生クリームを使ったケーキも良さそうだ。その反面、フルーツが主役の爽やかなタルトやケーキは、紅茶の甘い味わいと少し合わないような印象を持つ。個人的にはクリームの入ったアーモンドクロワッサンや、クリームチーズパイと合わせてみたところ、ぴったりだった。

 今回紹介したWeekend in Bombay Teaは、他のWeekendシリーズと組みわせて缶入りを購入できるようになっている。既に店頭では缶の販売が終了しており、容器が欲しい場合はオンラインショップがおすすめだ。量り売りは現在も継続して売られているが、ティーバッグはない。茶葉しかないため扱いづらいかもしれないが、ぜひ休日を一緒に過ごしてみて欲しい。

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Weekend in Bombay Teaの缶。

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