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アドベントカレンダー20日目

シンプルな紅茶と、恐らく今までの日付の中でも群を抜いて個性的なルイボスティーという、両極端な茶葉が揃った日だった。17日目にも書いたように、2つのアドベントカレンダーで、目指している方向性が違うのかもしれない。一緒にワクワクしていただけると幸いだ。


Whittard

20日目 English Breakfast Tea(イングリッシュ ブレックファスト ティー)
 18日目にダージリンが登場したときにも感じたが、フレーバーティーが多いため急にシンプルな茶葉が出てくると驚いてしまう。今日の紅茶もブレンドはされているものの、後から風味付けをしたタイプではないため、非常にオーソドックスな味わいと言える。
 今までの印象から言うと、アドベントカレンダーには酸味があったり、すっきりとした風味だったりするティーバッグが多い。どちらの個性も強いとは言い難いイングリッシュブレックファストが、シュトーレンやパネトーネに合うのか、正直疑問だった。しかし、実際は問題なかった。クリスマスの菓子は、意外に汎用性の高さを内包しているのかもしれない。最後に、今回はペアリングしていないが、酸味のない菓子は試すまでもなく合うはずだ。
 
原材料
紅茶




T2

20日目 Sticky Date Delight(スティッキー デーツ デライト)
 T2のアドベントカレンダーでは、恐らく初めてのルイボスティーだ。カフェインがないため、何時でも飲めるのは嬉しい点ではあるものの、名前だけでは全く味の想像が付かない。ちなみに「Date(デーツ)」とは「ナツメヤシ」のことで、シンガポールでは漢方薬局やスーパーで手に入る。日本ではあまり馴染みがないと思うが、干し柿を固くて少し甘酸っぱくしたようなイメージだ。
 袋を開けた瞬間は、米を彷彿するような匂いがした。しかし、淹れてみると甘い香りとなった。味わいとしては、想像よりもやや酸味が強めで、全体的にルイボスティーの風味と甘酸っぱさが組合さった印象だ。デーツを食べたことがある人もない人も、飲んでみると面白いかもしれない。
 
原材料
ルイボス、キャラメル、炙ったチコリーの根、香料、無花果、マリーゴールドの花弁、デーツ





アドベントカレンダーの全形

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