見出し画像

「どこに相談すればいいかわからない」ときの基幹相談支援センター

総合的な相談業務を行う


地域の中には相談支援事業所がたくさんあるところもあります。


それぞれ運営母体によって、得意とする領域が異なります。このため、結局どこに相談に行ってもいいかわからない、ということも出てくるでしょう。


また、相談支援事業所としては、相談を受けたけど、難しいケースでどうしたらいいか悩んでしまうこともあると思います。


そのような時、地域の中相談支援の中核を担う施設として、基幹相談支援センターがあります。


地域の相談支援事業所の中核的存在


基幹相談支援センターは、地域における相談支援の中核的な存在です。


業務内容としては、障害の種別に関係なく対応することができる相談支援事業所として機能し、相談の内容に応じて対応できる相談支援事業所を紹介したり、逆に地域の相談支援事業所では対応できない専門的なケースを担当したりなどします。


また地域にある相談支援事業所のレベルアップを図るために、訪問指導や、研修会・事例検討会などを開いたりして人材育成を進めていくことも行います。


そのため、基幹相談支援センターは、市町村が設置するか、市町村が委託をした相談支援事業所となっています。


また、人材についても、相談支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士、保健師など、中核的な機関として必要な優れた人材を配置しなければなりません。


地域によっては、1つの市町村だけで基幹相談支援センターを持つことは難しい場合に、複数の市町村で設置することも認められています。


求められる役割も大きいため、すべての市町村に設置されているわけでもありませんが、今後ますます必要性は高まってくるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?