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自立生活を送る訓練をしたい人のためのサービス

地域生活を送るうえでの能力を育てる


地域生活を送るうえで、様々なサポートが用意されているとはいえ、一定程度の能力があった方が、より自分自身の望む生活を送れることは間違いありません。


そこで、地域生活を送るために必要な、身体能力や生活能力の維持・向上を目的として行われるのが自立訓練です。


この自立訓練は、身体障害者を対象とした「機能訓練」と、知的障害者・精神障害者を対象とした「生活訓練」に分けられます。


身体障害者のための機能訓練


機能訓練は、身体障害者を対象としていますので、理学療法や作業療法を活用して支援を行います。


対象者は、入所していた施設や学校を退院した人で、「身体的リハビリテーションが地域生活を送るうえで必要」と判断されていることが条件になっており、通所や訪問によって必要な訓練を受けることになります。


肢体不自由者を対象にした日常生活動作の訓練や福祉用具を使った訓練のほか、視覚障害者を対象にした移動・コミュニケーション訓練などを行う事業所もあります。


生活能力を高める生活訓練


生活訓練は、知的障害者や精神障害者を対象としていますので、身体的なリハビリテーションというのは原則ありません。


代わりに、食事や家事など日常生活をするのに必要になってくる能力を身につけるために行います。


なお、生活訓練は宿泊型もある為、地域に戻っていくための訓練という意味もあります。


もちろん、訓練だけではなく、地域生活を送るための支援が用意されていることが重要です。


訓練が終わった後に、施設に戻ってくることがないようなシステムを作っていくことが大切です。

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