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記事一覧

きょうだい間の相続に関するトラブルを避けたいケース【2】

遺産相続が始まる前に、障害のある娘については成年後見人をつけておくことが必要です。 娘が…

きょうだい間の相続に関するトラブルを避けたいケース

本人は40代の女性、重度の知的障害者です。 母親が10年ほど前になくなったのをきっかけに、同…

高額の資産を障害のある子どもに相続させるケース【2】

先の話になりますが、子どもがなくなったあとに残った資産は、引き継ぐ人がいなければそのまま…

高額の資産を障害のある子どもに相続させるケース

障害者本人は30代男性、60代の母親と同居しています。 きょうだいはいません。 本人は軽度の…

子どもが未成年で、先の見通しが立てにくいケース【2】

主治医の件も重要です。 以前通っていた病院とトラブルがあって疎遠になったのならほかの病院…

子どもが未成年で、先の見通しが立てにくいケース

障害者本人は高校生の女性。 中程度の知的障害と自閉症があり、療育手帳は持っています。 特…

親は近くに暮らしているが、一人暮らしというケース【2】

親としては子どもとしょっちゅう会えるのはうれしいのですが、自分たちがいなくなったときのことを準備しておかなければ、と考えていました。 このかたの場合、日常生活自立支援事業を利用して、生活支援員に訪問してもらい、社会とつながっておくことが非常に有効だと思われました。 ここで一つ心配だったのは、財産の管理を社協がするということを、それまでは自分の思い通りにお金を使えていたのにできなくなる、と本人が誤解して、生活支援員とのかかわりに拒否反応が起こされることでした。 そこで、両

親は近くに暮らしているが、一人暮らしというケース

障害者本人は30代後半の男性。 軽度の知的障害者で、一般就労もしており、現在の勤務を始めて…

親の年齢が高く、早急に手を打ったほうがいいケース【2】

その後、姉は、このまま自分の弟と母親の二人暮らしを継続するのはむずかしいと判断し、親につ…

親の年齢が高く、早急に手を打ったほうがいいケース

本人は40代男性、70代後半の母親と二人暮らしです。 父親はすでに他界しており、住まいは賃貸…

まだ親も子どもも若く、当面は動かなくてよいケース【4】

今後もし地域のグループホームなどで生活できる可能性が出てきたときには、地域の人々に有形無…

まだ親も子どもも若く、当面は動かなくてよいケース【3】

もし親が急にいなくなる、または体調を崩して子どものケアができなくなる、といった事態が起き…

まだ親も子どもも若く、当面は動かなくてよいケース【2】

人とのコミュニケーションは取れるので、自分の意思を伝えたり、相手の言うことを聞いたりは問…

まだ親も子どもも若く、当面は動かなくてよいケース

障害者本人は20代前半の女性。 療育手帳の総合判定では重度知的障害者で、障害者総合支援法の障害支援区分は5。 平日は生活介護施設に約15分かけて徒歩で通っています。 一人では通えないので、必ずどちらかの親が一緒です。 家族は50代の両親と3人暮らし。 両親はそれぞれ働いていて、経済的な心配は今のところありません。 5歳上の兄がいますが、別な場所に住んでいます。 本人は一人では外出できませんし、お金の管理などもまったくできません。 着がえや食事など、家の中での活