つまりは単純にキミのこと

ケンタッキーフライドチキンのレッドホットチキン食べたい!辛いシミみたいのが内部のお肉部分に染み染みしているやつを是非食べたい!という願いをいくら神に祈ろうとも、私の願いは念に数回しか叶えられない非常な運命を辿るのです。そんな時は「よし代わりを見つけよう。代わりさえあれば神に祈るなど不〜要」と思うのです。

①ミニストップの辛口チキン
最近食べてないのですが昔は肺が燃えるほど食っていた。とにかく油ギトギトです。タオルで体拭きたくない湯上りビショビショ子供ぐらいにもう油ダックダクのズッルズル。噛み締めると油がジュンワ〜と出てきて「これは肉汁ではない、肉汁味の油だ。肉汁菜種油みたいなやつだ」と凄く思う。辛口っぷりも結構辛い、だって肺燃えるほどですもん(胸焼けかもですが)。ウマイのかは不明なんですけど、まあ何度も食べてたからウマイんでしょう。最近食べてないんですが。

②ケンタッキーのニセ辛いやつ
結局、定期的に出る「辛口だけどレッドホットじゃないニセモノ辛口っぽいやつシリーズ」を食べることになる。そして毎回失望してしまう。胡椒のやつとか、なんかタンドリーみたいなやつとか、別添かけるタイプ(このタイプのはめちゃくちゃ辛くてなんか暴力的で腹が立ってしまいました)などありましたが失望の嵐。ケンタッキー州の人たちにはもう顔見せできない仕上がりじゃないでしょうか。カーネルのおじさんだって天国から「おいジャパン!気が狂ったのか!」と悶絶しながら見ているに違いない。少なくとも僕がカーネルならあんな素敵な髭があるとチキン食べにくいなら剃るけどね、関係ないけど。そんな中で昔発売されて食べたのが「なんかハチミツシロップみたいのかけられた味の辛いやつ」だったんですが、これが「ハチミツみたいのかけられた味」さえなければほぼレッドホットだったんですよ!私はならばとハチミツの甘さを脳内で排除しながら辛味に意識を集中させてバシバシ食べてたのですが、ハチミツの甘さを脳内で排除しながら辛味に意識を集中するのには限界があり、意識から除いていた甘いやつが気を抜いた瞬間一挙に押し寄せてきまして「あっ逆流する。完全にぜんぶ出る」となっちゃったときがありました。っていうかコレ作れるなら普通のレッドホット売ってくださいよカーネルさん。

③普通にケンタッキー食べる
もうしょうがないから普通のチキンで我慢する。雑に女を抱く気分というのはこういうことなのかな、と思いながら殴るように食べます。もちろん罪悪感はあります。でもだって顔が似てるから!色ちょっと違うしカラミないけど、瓜二つだから!(でも刺激ゼロだから!)「いいんだよ、心が動かなければ!俺は愛してる女がいて、心はそいつの方にしか向いてないけど、まあでもやっぱり肉欲は出てくるかさあ〜」なんて最近ブームなサイテー男たちに負けず劣らずなサイテー気分で美味しく食べています。オリジナルってやっぱりつまんないんだよねーとか言いながら骨しゃぶってます。

あと予告なしに発売されて予告なしに消えていく感じ、とても切ないけど嫌いじゃないです。夏に期待です!

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