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「見た目」が「決め手」

こんにちは、日々、寒さが強まる今日この頃ですね。

先日、世界的広告代理店、オグルヴィUK副会長の
ローリー・サザーランド著
「欲望の錬金術」という本の中で
パッケージについての記述を読みました。

記述の内容は以下となります。

ポーランド系アメリカ人学者、
アルフレッド・コージブスキーという人が
ある日、講義を聞いていた最前列の学生達に
ありふれた紙に包まれたビスケットを勧めました。

彼は学生達に
「うまいビスケットだろう?」というと、
学生達は喜んでビスケット食べていました。

しばらくして彼はビスケットの白い紙をはがし、
その下にあったもともとの包み紙をあらわにしました。
そこには犬の顔の絵があり、「犬用ビスケット」と書いてありました。

それを見た学生達は
その場でビスケットを吐き出す者、
トイレに駆け込む者と大騒ぎになりました。

コージブスキーは言いました。
「私は人が食べ物を口にするだけで無く、
言葉も食べていることを示してみせたのだ。
食べ物の味が言葉の味に負けることもよくある」

ものすごい実験ですね。

これはパッケージという物の機能を
端的に語っている話ですね。

シャンプーなんかでも
シンプルで透明なボトルに
手書き風書体で「Organic」とか「Botanical」と書いてあると
パラベンとかの防腐剤が入っていても健康的な気分に
させられます。

「人は見た目が9割」というメラビアンの法則がありますが、
この考え方は“商品”にも言えると言うことですね。

コスト重視だけで見栄えの悪いパッケージがいいのか?
多少、コストがかかっても“おいしそう”なパッケージがいいのか?

考えどころですね、、、、、、、


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