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第4回あしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouse

こんにちは。あしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouse担当です!
3月31日にあしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouse第4回が開催されました!

改めてclubhouseイベントについてや第4回の内容について紹介していきます!

「あしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouseって?」という方や、「参加できなかったけどこのイベント気になってた!」という方に向けての記事です。第4回のテーマである「教育のSpotifyの作り方」についてもまとめているので是非ご覧ください。

あしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouseとは?


あしたの寺子屋創造プラットフォームclubhouseは、毎週水曜日20時30分~21時30分で教育×〇〇をテーマに、地域や教育に興味のある方と、その領域で活躍しているプレイヤーが語り合うことで学んでいくトークイベントになっています。

もちろん、教育×〇〇の〇〇に興味を持った方もご参加いただける内容となっています。

是非、当日ご参加頂いた方やこのイベントレポートをご覧頂いた方は、ご感想やご意見などTwitterの方で「#あしたの寺子屋clubhouse」のハッシュタグに投稿して頂いたり、Facebookの方にコメント頂けると嬉しいです。みなさんと一緒により良いあしたのために語り合いましょう!

第4回「教育のSpotifyのつくり方をゼロからから一緒に考える」

あなたが「教育のSpotify」と言われて思い描くのはどんなサービスですか。Spotifyは「豊富でセンスの良いプレイリスト」「聴けば聴くほど自分に合った音楽を提案してくれるカスタマイズ性」が魅力の音楽配信サービスです。Spotifyのように自分にあったものと出会える、そんな教育のキュレーションサービスがあったらどんなものだろう?というのをゼロから一緒に考えてみよう!というテーマで第4回clubhouseが開催されました。

ゲストには "夢中"を様々な授業を通して見つけ、実現していく力をつける教室「3rd Class」を運営している株式会社BYDの井上創太さん、最初から人徳があり、お金があり、やることなすこと上手く行ってる人ではなく、コミュニケーションがうまくいかず、お金にあまり余裕がなく、何年も思った通りの成果が出ず、想いは強いのにどう頑張ったらいいか分からずに苦しんでる人たちの人生を向上のため、彼ら・彼女らの使うスマートフォンを提供している常盤瑛祐さんに登壇していただきました。

「教育のSpotify」というテーマにたどり着いた経緯

あしたの寺子屋のなかで「いろんな教育をキュレーションしたい」という想いがもともと嶋本さんらの中にあり、他の領域でそういうキュレーションサービスがないか、と思っていたときに「Spotifyだ!」とたどりつき、今回それは具体的にどんなサービスイメージで、どうしたら実現するかについて、ゼロから考えたいということで今回のイベントテーマは設定されました!

新しい教育コンテンツをつくるよりも、今ある教育コンテンツをキュレーションし、「こういう子にはこういう教育」というプレイリストや提案があれば、それだけで個別最適な教育をつくれるのでは?という仮説から、この「いろいろな教育をキュレーションしたい」という想いは生れています。

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「教育のSpotify」ってどんなイメージ?


今回登壇していただきました常盤さん、井上さんに率直に「教育のSpotifyときいてどんなイメージをしていたか」をお聞きしました。お二人とも「教育のSpotifyは面白そうだからやってみたらいいと思う!」というのが一番の感想で、


常盤さんは、個別最適な教育の実現とともに、もっと面白いコンテンツを自由に流通させるシステムができると、先生もコーチングに集中できるのでは?というお話や、先生の役割が、キュレーター・コーディネーターという役割にシフトするのでは?というお話を聞かせて頂きました。


井上さんからも、これの実現には、コンテンツをつくるよりも求めてる人に届けることが大事になってくるということや、ちょっとニーズと合っている感が大事で、教育者は生徒と教育コンテンツの100%のマッチングをどうしても目指してしまうから60点でいいというお話を聞かせていただきました。

「教育のSpotify」ってどんなものだとユーザーに使ってもらえそう?


井上さんの「コンテンツをつくるより求める人にいかに届けるかが大事」というお話から、具体的にどんなものがあればユーザーが使って頂けるかについて、いろいろな意見が飛び出しました。その中の一部をご紹介します。


1.信用スコア・満足度が分かると良い
食べログのように、インターネットの強みでユーザーによる評価が信用になる構造になっているといい
コンテンツの編集者(プレイリスト作成者)・コンテンツを使った人の2つの評価によって、その人にとって本当に良い教育コンテンツを見つけやすくなる。


2.教育コンテンツを受ける側の適性とのマッチング機能
自分に最適な学習スタイルは、「文字」「画像」などのさまざまな適性パターンがあるため、あらかじめ「分からないこと」「知りたいこと」「普段の勉強スタイル」などを記入・チェックをして、その適性からマッチングされたオススメのプレイリストがでてくる機能や、同じような記入・チェックを入れた人のプレイリストとマッチングする機能があるといい。
適性を見抜くことで「個別最適化」された教育をみんなが得ることができる。


3.コンテンツの細分化・面白いところを編集
例えば、90分の授業のなかで面白かった10分をわざわざメモしておかなくても、編集・保存できるような、面白いところを簡単に切り取れるお気に入り帳・ノートがつくれる機能があると良い。


4.世界の教育がキュレーションされている

将来的には、日本だけではなく、世界の教育コンテンツがキュレーションされて、世界中の誰もが国内だけでなく世界から、自分にあった教育を見つけることができるようになっていたらいい。


5.教育コンテンツ作成者の思想がわかる
技術者が自分の書いたコードのソースをのせたりするGitHubというサービスのように、 教育コンテンツ提供者の思想を知れると、その教育コンテンツを受けた人から、それを応用した新たな教育がうまれるサイクルがうまれるといい。


「教育のSpotify」ってどう作っていけばいい?


イメージが固まってきたところで、作り方の話になりました。この質問には、技術的には簡単。大変なのはサーバー維持。でも、考えなければならないことは、「長期的な教育コンテンツであった場合、Spotifyのように短期間できけるわけではないので、キュレーションとマッチングというサービスの価値が下がる」「ユーザーターゲットが本当にオンラインで学びにアクセスしてくるか」という2点だとお話頂きました。


1.「長期的な教育コンテンツであった場合、Spotifyのように短期間できけるわけではないので、キュレーションとマッチングというサービスの価値が下がる」問題
本来のSpotifyの違いは、長期的に1つのコンテンツを利用する可能性があることです。それでは、プレイリストが作成されていても1つずつの内容が重くなってしまいます。
そうすると、キュレーションされていることやマッチングの価値が下がります。
この問題の解決策としては、キュレーションしてきた教育コンテンツを再編集して「すべて体験版」にして提供するという案が出ました。
いずれにしても、コンテンツの評価(生徒へのヒアリング)が実現していく上で非常に大事になります。


2.「ユーザーターゲットが本当にオンラインで学びにアクセスしてくるか」問題
「現代の学生は、YouTubeやタブレットで実際勉強するのか」ということに対しては、コロナウィルスの影響で、少しずつオンラインでの勉強が増えてきた一方、主体的な学びでいくと、10分も集中できないから「やってない」のが正しいというのが今回のイベントでの見解でした。


実際、登壇者のみなさんも自身が「映像授業黙ってみるのはつらく、大学の教授にあいにいって勉強する」という方や「本という2・3時間の旅がダメ、論文30分はOK」という方がいるなど、さまざまな学びへの適性パターンがあることが分かりました。


そうしたオンラインでの学びにアクセスするためには、強い学びへの動機をサービスの設計のなかで必要だという話になりました。


例えば、東大生の変態的な学び方をなぞれる教育コンテンツのプレイリストや、・職業別のプレイリストがあり「この勉強方法でその職業に就いた」がわかるなどのアイデアが出ました。


このように、子どもたちの憧れでプレイリストをつくっていくことで、知られざる学びの努力を知れることのメリットや、高校生・大学生の層だと自分でこのサービス探して使ってくれそうというイメージ、キャリアチェンジや学び直しをしたい意識高い層にもヒットしそうなどの予測をお話して頂きました。


まとめ

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教育のSpotifyは生涯学習にも通じるサービスだと感じました。それぞれの年齢が必要としてる学びを適切なカタチで探すことができると思うと、創造するだけでワクワクしますね。また、「学び方」がコンテンツになるのがすごいという意見もありました。何を学ぶかが乱立しているなか、どう学ぶかの重要性を教育のSpotifyは提示してくれる気がします。いろいろな学び方がキュレーションされていくと、自分の学び方と周りを相対比較でき、自分の学び方の価値にも気づくのではないでしょうか。


教育のSpotifyは将来的に興味がある方みんなで実現していけたらいいな、「やりたい!」と感じた人が手をあげて先導していってくれるといいな、というのがあしたの寺子屋創造プラットフォームの想いです。面白そうと思った方、もっと詳しく話したいという方、是非Twitter・Facebookでご感想くだされば幸いです。一緒に作っていきましょう!


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