2歳のねんトレ物語①〜経緯〜

赤ちゃんの頃から寝ない子でした。
名前をゆんちゃん。現在4歳。
ゆんちゃんは新生児期が明けてからどんどんどんどん寝なくなり、昼寝も就寝も毎日毎日寝かしつけに一苦労ニ苦労三苦労。
寝入っても起きてしまえば、また抱っこ。
眠いのに寝られない可哀想な状態は夜中に夜泣きの形となり…時には3時間の夜泣きにこちらが泣いてしまう日もありました。

今となっては、もっと旦那(以下むーくん)にきちんと説明して頼れば良かったなあ、と思います。
でも、あの時のわたしはまだママレベル1で、むーくんはパパレベル1に至っていたか怪しいライン。経験値が少な過ぎました。
説明しても何故か伝わらないことも多かったですし、だからやっぱり夫婦でうまくいかない日が増えていったのです。
喧嘩ひとつしたことなかった新婚の、夫婦レベル1のわたしたちには、なんでうまくいかないのかもよく分かりませんでした。
でもね、育児なんて、式も解答もどれもちゃんとした正確が無いものですから…その時はよく分からなくて仕方がなかったのかなとも思います。
結局は目の前の子供を泣かさないように、眠らせる為に懸命に頑張るしかなかったわけですから。

寝転がって眠れない。
ベビーカーでも眠れない。
車でも眠れない。
昼寝は抱っこ紐かバランスボール。
パパは絶対NG。
眠くなったら大号泣。
夜の寝かしつけは1〜2時間。長くて3時間。
歌っても、トントンしても、ナデナデしても、調べて考えて方法を出し尽くしても寝なかった。
結局寝る前の読み聞かせ3冊&ただただ寝たふりをするのが1番と辿り着き、毎晩寝ないゆんちゃんの隣で寝たふりを続けて早数ヶ月。

難しいのは寝オチてはいけないこと。
なぜなら気を抜くと部屋を出て遊びに行ってしまうからです。そして軽く30分以上戻ってきません。
(眠くないからでは?という声が聞こえてきそうですね。いえいえ、どんなに欠伸を連発していたとしても出て行ってしまうのが寝ない子どもです。眠いのは散々伝わってくるのに寝る気がないという謎の現象です。)

なので、なんとな〜く腕や足で部屋から出られないようにしつつ…無理矢理こじ開けられる目を守りつつ…蹴られる身体とのしかかられる度に痛む胸を守りつつ…

これ、おかしいんじゃね…???

と気づいたのは、ママ友達との会話の真っ最中。
ご飯を食べながら寝落ちる?
テレビを見ながら寝落ちる?
遊びながら寝落ちる?????
ドライブしたらすぐ寝る?
ベビーカーで散歩したら寝る?
手を繋いだら寝る?
横で寝たふりしてたら30分で寝る?
ママの耳たぶ触ってたら10分で寝る?

なんだそりゃー!!!?

そんなことあるの?
そんな赤ちゃんいるの?!
そんなことって、あるの???

もしかして、うちの子…
全然眠れない子なんじゃないのー?!


今のままではダメだ、どうにかしなければ。
毎晩毎晩イライラの募る日々。
毎日朝から布団に入るまでニコニコ楽しく過ごせているのに。大切な1日の最後に、くら〜い部屋でめくじらたてて、怒って、子どもを泣かせて…
これに、何の意味があるの??
わたしの体温が39度を超えた晩、寝かしつけながら考えた。

眠るトレーニング、しよ。

トイトレするじゃん。
フォークでスプーンで食べる練習するじゃん。
食事・排泄・睡眠
これ生き物の最低限の自立じゃん。
ねんトレ、しよ。

というわけで、まず海外の寝かしつけについて調査しました。
衝撃が走ったあの日の事、忘れません。
それはもう雷に打たれるかのごとく。

0歳から1人で寝てるじゃん…!!?

産まれた場所が違うだけだもん、これ出来ないわけないよね?できるよね?目から鱗でした。
寝入るまでの寝かしつけは、日本の文化や風習であって【義務】じゃない。
大切なのは寝入り方ではなくて、いかに質の良い睡眠を取れるどうか。しっかりと朝まで眠れるか、どうか。
そこに辿り着くまでにトイトレ同様親子の押し問答があったとしても、最終的に1人で健やかに眠れるようになれれば良いというわけです。
寝入る事に苦しまずに、泣かずに、スヤーッと寝入れるようになれればいいわけです。

よし、目指すは段階を踏んで一年半スパンで。

《目標》
2歳誕生日〜:寝入るまで側にいることを止める
       子守唄を歌って部屋をでる
       夜中は隣で寝る
3歳誕生日〜:子守唄を歌って部屋をでる
       夜中も子供部屋で1人で寝る

よし、あの子に説明しよう。
まだ言葉の少な過ぎるゆんちゃんに、それでもいつも頑張って話を聞いてくれるゆんちゃんに、一生懸命説明しよう。ゆんちゃんがひとりで眠れるようになってくれたら、ママはめちゃくちゃ嬉しいんだよ、助かるんだよって伝えよう。
絶対眠れなくたって怒ったりしない。心に誓おう。

そして愛を伝えよう。どんな形でも。
寝入る時に隣にいなくても、どこにいてもママはゆんちゃんが大好きなんだと伝えよう。
絶対伝わるはず。大丈夫。
2歳の、お姉さんになるぞと分かるタイミングで始める。
私の大きな大きな決意でした。

そうして始まった我が家のねんねトレーニング。
いろいろなルールを決めました。
出来る限り短期間で目標を達成する為です。変に決意をグラつかせて、1人で寝入るという姿勢を崩してしまっては、ゆんちゃんを余計に寂しい想いにさせる。
たくさん泣けば今日は一緒に寝てあげたいと思う日も、今日は一緒に寝た方が楽だと思う日も来るだろうけれど、心を鬼にすること。

その、ルールは


また次回!!
おかしいな、辿り着かなかったのです。
おかしいな。

よかったら、また読んでください!
次回は実践編だ!

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