2歳のねんトレ物語②〜実践〜

我が家のねんトレの流れ

① 毎日、1人で寝ることを夕方に説明をする
②寝る前にも説明をする
③寝る前の読み聞かせ 3冊
④大好きなぬいぐるみのトトロと一緒に布団に行く
⑤布団で子守唄 2曲
⑥大好きのハグと言葉を伝えて、おやすみなさい
⑦部屋を出てドアを閉める

ねんトレルール

①説明を省かない
②嫌がった時に決して怒らない
③毎朝褒める
④ハグの後、一緒に寝ないを徹底する
⑤1人で寝れる?と声をかけ、その返事を尊重する
⑥風邪をひいている時は一緒に寝る



そして…2歳の誕生日の前夜
「明日、ゆんちゃんは2歳のお姉さんになるよ。だからゆんちゃんは1人で寝るよ。ママはゆんちゃんにねんねのお歌を歌ったらお部屋をでるね。でもお布団には一緒に行って、お布団かけてあげるから安心してね。」
とジャブを打ち…

そして誕生日当日。

満を辞して…

ねんトレ開始!!


「今日からゆんちゃんは1人で寝るよ。でもママはおうちのお仕事が終わったら、ゆんちゃんのお隣で寝るからね。夜起きちゃったらちゃんとお隣にいるからね。大丈夫だよ。安心してね。
ママはお仕事があるから、ゆんちゃんが頑張って1人で寝てくれると、ママはとっても助かるよ。嬉しいよ。でも悲しくなったらいつでも呼んでね。すぐ来るよ。」 
丁寧に、丁寧に、伝わるように
向かい合わせて、手を繋いで、目を見て、お話しました。

もちろん、うまくなんかはいきません。
①いつも一緒に寝ていた枕をたたいて、ここに寝てと意思表示してくる
②何度も部屋から出てくる
③布団に行きたがらない

これが毎晩続きました。
どうしてあげたらいいのか、試行錯誤の毎日。
とにかく共感して受け止めることを大切にしながら対処していきました。

① いつも一緒に寝ていた枕をたたいて、ここに寝てと意思表示してくる
→満足するまで時間をかけて、ハグしてお話。お仕事が終わったら来るよと伝える。
 今日楽しかった事や、ゆんちゃんが頑張ってくれるとママがとても助かること。
 とにかくたくさんお話しました。時間をかけました
 時には普通に寝かしつけた方が早い日もあるかなと思うくらい、様子を見ながらたくさんお話をしました。
②何度も部屋から出てくる
→何回出てきても優しく受け止める。
さみしいよね、そうだよね。じゃあトトロも一緒に寝てもらおっか。とぬいぐるみ作戦。
ぬいぐるみを先に歩かせて、後ろを一緒に追いかけよう〜!とハイハイ競争をしたり。布団のところからぬいぐるみが声をかけてくれるような演出にしたり。
出てくる度に一緒に手を繋いで布団に戻り、お布団をかけて、部屋を出ました。
ドアを閉めた後もドアの向こうで泣いているゆんちゃんに、たくさん声をかけました。あまりに泣いてしまう時には再度1からやり直し。
まだ眠れないね、じゃあもう一冊本を読もうかと絵本を読んで気持ちを作り直す日も。
他にはお茶を飲んだり、ママの枕で寝ることを提案してみたり、手を変え品を変えの毎日でした。
…とはいえ、5回も6回も部屋から出てきたりすると、つい「またあ?!」と思ってしまう日ももちろんあって。言葉に出さないよう努めても、そういう雰囲気を出してしまった時にはめちゃくちゃ後悔していました。
③布団に行きたがらない
→共感するのみ。何度も部屋から出てくる時と同様に手を変え、品を変え。とにかく布団に連れて行くのが第一の目標。
じゃあお布団でちょっとコロコロして遊ぼう!とか色々したけれど、失敗したあ…と悔やむ事もあったり。
とにかく布団へ…布団へ行くのだ…と。

布団へ行って1人で寝入る。
このスタンスだけは絶対に崩しませんでした。
何ヶ月も長期戦にはしない。
泣いてしまう期間を極力減らす為に。
長期戦になればなる程、ゆんちゃんが辛い。
今泣いているゆんちゃんがどんなに可哀想に思えても、じゃあ今日は一緒に寝ようってしてしまったら、昨日のゆんちゃんの頑張りを無駄にしてしまう。
心を鬼にして、時には2人で泣いてしまう日もあったけど、毎日大好きと明日も一緒に遊ぼうねを伝え続けました。

ねんトレの効果

◎5日後
②何度も部屋から出てくるに変化が見えるようになりました。開けてみてもドアが開かないと、たとえ泣いていたとしても布団に戻ってくれる日が出てきました。
頑張ってくれている姿に涙が出ました。

◎1週間後
何度も布団に戻す中、時にはそのまま泣かずに寝入れる日が増えてきました。
何度も出てくる→1.2回出てくるに変化。
ぬいぐるみを抱きしめて寝たり、ママの枕なら眠れたり自分の寝入れる方法を少しずつ見つけているようでした。

◎二週間後
1人で寝れる?の問いにYESをくれても眠れなくて部屋から出てくる日が多かったのですが、この頃YESに確実性が出てきました。

◎2ヶ月後
布団の中で
今日楽しかった話や明日の楽しみな話、
大好きのハグ、子守唄
その後は布団をかけておやすみなさい。
ドアを閉めた後は15分程で1人で寝入ることが出来る様になりました。泣かずに、です。
目標達成です。
ゆんちゃんは、やっと寝入り方を覚えたのです。

◎その後
もちろん眠れなくて部屋から出てきてしまう日も、泣いてしまう日もありました。
寝入れない時期が3〜4ヶ月おきくらいにやってきて、そういう時はだいたい1ヶ月程ひとりで寝入れないので、今までのように優しく声をかけ、眠れるようにフォローをし続けました。それでも1ヶ月程経つと、またパタリと1人で眠れるようになったりするのです。不思議。
1人で寝入ることに慣れてきてからは、時々眠るまで側にいる日を作りました。ゆんちゃんがめちゃくちゃ喜んでくれて可愛いMAXなので、お互いにご褒美になる夜です。

2歳の間は夜中は一緒に寝て、3歳の誕生日頃に子ども部屋での就寝にゆっくりとシフトしていきました。
やっぱり寝入れない時期がやってきたり、夜中寂しくて私の布団にもぐりにきたり、もちろんそんな事もあって。完璧に近い形で子ども部屋就寝をして朝を迎えられるようになったのは、4歳を迎えた頃かな。
最終的な目標に至るには長い年月がかかりました。
でもゆんちゃんの頑張りのおかげで、何度も私は助けられたし、第二子出産の何度かの入院中も、自分で眠れるゆんちゃんは夜に泣きもせずしっかりと眠ることが出来ました。
ね、ばっちり、目標達成でしょ。
その詳しいお話は、また次回のお話で。


1人でお茶が飲めるようになった時も
1日で階段が登れるようになった時も
自立の素晴らしさを噛み締めましたけれど。
この、ねんトレとトイトレの達成というのは格別なもので。本当に良かった、良かったなあと思い出す度に胸にあたたかいものが沁みてくるのです。

何事も達成出来るかどうかは本人次第です。
親がなんやかんやいっても出来ない時は出来ないもの。どうフォロー出来るか、背中を押してあげられるか。
答えの分からないものを悶々と悩む。
きっとこれから何度も何度も悩むのだと思います。
願わくば、

その先に娘たちの満面の笑顔がみられますように。
それが、やりがいってもんなんだから。

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