夢日記20240730
#こんな夢を見た 。
夢の中で自分は貧乏劇団員の女の子で、朝まだ薄暗い頃から劇場に向かって歩いている。途中、ここで左に曲がるというところを通り過ぎ、別の道を行ってしまう。いつもならもう劇場に着いてもいい頃なのに、なぜつかないんだろうと考えている。
劇場では怖くも優しい先輩たちが何をするでもなくいるのだが、劇場主のおばあちゃんが、まだ来ないので入れないらしい。
さっきから電話をかけ続けているが誰も出てくれない。焦る。
やっと劇場に着くとまだ 劇場のシャッターは開いていず、後から「申し訳ないね お待たせしちゃって」と、おばあちゃんがよろよろ鍵を開ける。 誰もが、「仕方ねえなあ」とため息をつき、無言で立ち上がり、半開きのシャッターをくぐって劇場へと入っていく。もしかしたら劇場費を払えていないのかもしれない…。
「私」は、俳優なのか 制作なのかスタッフなのかはたまた演出助手なのかわからない。貧乏劇団はその全てを担わなくてはならないのであって、とにかく、人気俳優でもなければ偉い演出家様でもない、ただ座付きの女の子であるのみだ。
「大変なのになぜ続けているのだろう…」
昨日までのアンケートをまとめ、いただいたお菓子の箱に入れながら、私は ぼんやり考えていた。答えは出なかったが、それなりにいいこともあるんだろうな、楽しいからだろうなと思った。
「私」は、ぼんやり考えるのが常なのだ。