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経験の多さと深さ、今はどちらを重視しているのか意識する

木造アパートを改修した宿『hanare』が2018年グッドデザイン賞を受賞した。受賞の理由は、建築というより「街のコミュニケーションデザイン」。

雑誌『自遊人』の記事で読んで知った。2019年2月号のテーマは「ソーシャルデザイン」なのだ。

hanareを作ったのは、『HAGI STUDIO』の代表、宮崎さんで自ら宿の運営も携わっている。建築として建てた後にも責任を持つ。

デザイナーもクライアントワークだけにとらわれず作った後にも関わることで別のものが見えてくる気がする。他のプロジェクトや、また新しく作る時に活かせるのではないかと思うのだ。

街のデザインは「公」の仕事だと思っていたが、「民」の建築家がこういった活動を自発的にやることで街の作り方も変わってくる。

建築家はそこで暮らすことによって、街の暮らしを考えることは自分の暮らしを考えるのと同義になる。

宮崎さんは建築はクライアントだけではなく、周辺に住んでいる人たちにとってあると良いと思えるものをデザインすることが大事だと主張する。

「世界に誇れる日常」を作りたいともコメントしていた。

経験値というのは2軸あると思う。

「プロジェクト経験の多さ」と「一つのプロジェクトに関わった深さ」だ。

1つの物事(仕事)に関わる時、コミットの深さを重視して長く関わるのか、一時的に必要なことで経験数の一つにするのか、どちらをやっているのか意識した方が良い。

意識しないと、自分で選んだはずなのにうっかり時間を無駄にした感覚に陥ったりする。

なるべく最初にどう関わるか姿勢を決めた方が良いけれど、物事(仕事)の状態は変化するから、長期の場合はとの時々で自分に確認してみると良いと思う。

今日はこんなところに着地しました。

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