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じゃらせんdays

小銭にまつわるお話です。

お金持ちになる方法とか、貯金のコツの話ではないのであしからず。

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子どもの学校PTA本部をしています。
担当は会計です。

PTA会費を管理し、必要に応じてお金を引き出したり振り込んだり、経費を立て替えてくれた方に渡したりしています。
「出金」がメインの作業です。
その年度のPTA会費が入る時と微々たる利息が付くくらいな「入金」は、年間通じて数えるほどです。

郵便局のゆうちょ銀行を使っています。

前年度担当者から引き継ぎを受ける際、言われたことがあります。

紙幣はATM、じゃらせんは窓口で。

今現在、小銭(じゃらせん)はATMで引き出すときに手数料が発生します。

例えばAさんがPTA室の備品でファイル260円を購入したとして、そのお金を口座から出金しAさんに渡す時、窓口で手続きします。

窓口で所定用紙に記入し、局員さんからお金を受け取ります。

窓口において、小銭は1日につき50枚までなら手数料が発生しません。

ATMで260円を引き出した(=払戻し)としたら、手数料110円が発生します。

(ゆうちょ銀行のサイトより)

ご存知でしたか?
今年2022年1月17日から施行されたものです。
私は自分が今年度「会計」になり、初めて知りました。

窓口では50枚までが無料、51枚から100枚までが手数料550円、101枚から500枚までが825円、501枚から1000枚までが1100円の手数料がかかります。

PTA会費は、出来る限り手数料を発生させないようにするため、小銭を含む引き出しが必要なときは「窓口で」ということになります。

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24人分の交通費を準備することになりました。
一人につき340円、交通費として支給する予定です。

340円×24人分=8160円を引き出す必要があり、さらには340円ずつ手渡すため、全て小銭でなくてはならない問題が出てきました。

8160円を、100円硬貨72枚、10円硬貨96枚で用意します。(硬貨合計168枚)
窓口は一日50枚までが無料なので、四日間に分け、小出しに引き出す計画を立てました。

1日目 100円玉を50枚 ◆5000円
2日目 100円玉を22枚、10円玉を25枚
      2200+250=◆2450円
3日目 10円玉を50枚 ◆500円
4日目 10円玉を21枚 ◆210円

◆合計が8160円

安易に考えていた私は、近所のいつも行く郵便局で「1日目」の100円硬貨5000円分を引き出そうとしたところ、

「こちらには小銭がその分量の用意がありません」

と言われてしまいました。
小銭の取り扱いが減少したことにより、局によっては数が無いそうなのです。

他をあたるしかないのか…と面倒に思っていたところ、「ここから歩いて20分ほどの郵便局には小銭があるとお客さまから聞いた」と局員さんが教えてくださいました。

問い合わせてみたところ、ありました。
そして、その郵便局に四日間連続で通いました。

キャッシュレスの時代で、小銭の需要が減ってきてもいるのでしょう。

今この時代に、大量の小銭を準備することはたいへんなのだなぁ。
今回は時間に余裕があったから良かったものの、急に入り用だったらピンチ。
今回自分が体験し、そう思いました。

無事、24人分の交通費の準備が出来ました。

袋詰めを、夫と子ども達が手伝ってくれました。

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タイトルの「じゃらせん」は、前年度会計担当者さんがおっしゃった言葉からつけました。可愛らしい響き。

じゃらせん(じゃら銭)、方言のようですね。
だら銭とも言うようです。

郵便局に連日通う体験、初めてでした(笑)

じゃらせんデイズ、この先きっとまた、ありそうです。


お読みいただき、ありがとうございました。
見出し画像はみんなのフォトギャラリーよりcherabbyさんの作品をお借りしました。ありがとうございました。





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