無駄を楽しもう。

この世の中はマトリックスでできている。
全てが虚像であり、従来の人の価値観に当て嵌めて考えるならば、全てが無駄な世界。

全てが無駄な世界に住んでおり、この世の全ての存在はアバターである。
魂や霊、プラズマ生命体等と呼ばれている存在達のアバターとして、それらの存在が無駄を楽しむ為のステージとして、この地球は存在している。
それはまるで、人々がMMORPGのゲームを楽しんでいるかの如く。

人の趣味とは無駄なモノばかり。

例えば釣りが趣味な人。
魚が欲しければ買えば良いし、仮に店が無いならば、職業として漁業を営んでいる人達と同様な方法で漁をした方が効率が良い。
しかしそうはせず、己で道具を集め、己で釣る事を楽しむ。

例えば車やバイクが趣味な人。
単なる移動手段として考えれば、もっと楽で快適で速い手段が有るにも関わらず、不便な方法を敢えて選び、自分で運転する事を楽しんでいる。

何かをコレクションする事が趣味の人。
集めた物はただ飾られていたり置き去りにされている時間が多く、それらが活用される機会は非常に少ない。
価値観の違う人から見れば無駄以外の何ものでも無いが、少しずつ集まっていくプロセスを楽しんでいる。

例えばゲームが趣味な人。
これも価値観の違う人からすれば時間の無駄。
無駄な筈の時間を楽しんでいる。

例えばスポーツが趣味な人。
プロスポーツ選手ならばいざ知らず、素人がスポーツをする事にどれだけの意味があるだろうか？
しかし楽しんでいる。

そう。全ての趣味とは、楽しみとは、一見無駄な事の中にある。一見無駄な事の様だが、そのプロセスを楽しんでいる。無駄な事をしている時間を楽しんでいる。
人の感じる楽しさとは、無駄なプロセスを体験する事の中にある。

自分の好きな事、趣味を仕事にすると楽しめなくなると良く言うが、その理由も恐らくここにある。

無駄な筈の事が、糧を得る手段に変わって無駄な事で無くなると、楽しめなくなるのだ。

好きな事や趣味を仕事にしても楽しめている人。
それは、その行いが糧を得るための手段に変わって居ない人。
無駄な事として楽しんでいるだけなのに、その事に報酬を求めていないのに、結果的に糧を得る事に繋がってしまっている人。
報酬を求めていないから、嫌な事は嫌と断る事ができるし、自分のペースで楽しめる。

画家が好きで絵を描いているうちは良い絵が描けるが、売る事を考え始めるとスランプに陥る等と言うのも良い例だろう。

あとは人それぞれの好みの問題。
無駄な事を無駄な事として捉えるのか？楽しさを感じる事ができるのか？その差である。

まずは他人の行っている、一見無駄と思われる事を批判するのを辞める事から始めよう。
そしてあなたも、無駄な事を楽しもう。

この世の中はマトリックス。
全てが虚像で無駄な世界。
魂達が無駄を楽しむ為のアバターの世界。
あなたの魂が無駄を楽しむ為に、あなたの身体を利用している。
あなたが楽しいと感じる事は、あなたの魂が経験したいと思っている事。
無駄な事を楽しんで、あなたの魂を楽しませてあげよう。

その為に、あなたが楽しさを感じない事に関しては、テクノロジーの力で効率化できる様な事に関しては、テクノロジーの力を借りてしまおう。

テクノロジーの力で自分の自由な時間を増やし、その時間を無駄で楽しい事の為に使おう。

利便性の中にある無駄。楽しい事とはその中にある。