洋綿と和綿

今年は一昨年貰った種から洋綿のチャ棉を6本、毎年作って種を更新している和棉を2本植えました。
先月頭から洋綿は葉を全部落として乾燥させてます。こっちはむちゃくちゃ虫がつきました。なんと実の中にまで入ってくるのですよ許さん!!
たしかにこりゃ殺虫剤必須ですね。葉を巻いて中にこもる虫なので、収穫前に除草剤撒いて葉を枯らしていく収穫方法、確かに合理的。それやらなけりゃ収穫出来ないでしょうね。ちなみに普通の殺虫剤、ほぼ効きませんでした。
葉を枯らしたら実のまま乾燥させるのですが、雨があたるとダメになるので、根元から切って余分ながら枝や葉を落とし、屋根の下に吊して干します。
乾くと実が弾けて綿が出てくるんですが、知らないとちょっとグロめですね。
洋綿、繊維が細くて柔らかいのでゴミがつきやすいので、実の周りの長いガクも切りとっています。
和綿は実が下向いて弾ける上、脂っぽいので木につけたまま乾燥させ、ハジケタラ順次収穫。今年は台風がなかったせいか例年より実が固いような?
どちらも二週間くらい干してから実と繊維を取ります。
この時の取りやすさが、洋綿が1としたら和綿10くらいなんですよ。
1:10ですよ。
勝てるわけねーだろ。
こりゃ維新の後でインドから洋綿入ってきたら日本の綿産業なくなるよな~。人件費いくら安くても。
収穫量がこれまた洋綿が10だとすると、和綿2か3くらいですからね。
うちで栽培している種はおそらく結城木綿の系統で、寒冷地でも育つ品種。名古屋市以西の暖地品種改良より繊維が短いせいもあるかもしれません。それにしたって収穫量の圧倒的差よ。
それでも、逆によくまだ種が残ってるな、とも思うくらいですね。

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