ブロックチェーンゲームを体系的に学ぶ #1
背景
ブロックチェーンゲームと言う単語はかつての「ソシャゲ」と同じほど粒度の粗いセグメンテーションに感じるので、それを分類してみようと思う。
きっかけは東京ゲームショウ。
ブロックチェーンゲーム(以下 BCG)と全てが総称されていることに違和感を覚えたからだ。かつて同じ現象を「SNS」にも感じていた。世間に広まるときには最大粒度のセグメンテーションで浸透するらしい。LINEは果たしてSNSなのか、YoutubeはSNSなのか、ZoomはSNSなのか、そもそもSNSとはなんなのか。同じことがBCGにも言える。そこで必要なのが分類という第一歩だ。
BCGの大別
ここに気づけたのは大きかった。大分類の出発点が中々定まらなかったが、一つの分類にたどり着いた。
トークンを中心としたトークンエコノミー系
キャラクターやアイテムを中心としたNFT系
まずはこの2つに大別出来そうな印象を受けた。
いわゆる世間で騒がれているのは比較的2が最近は多いように感じるが、例えばSTEPNは1だろう。あのスニーカー自体は別にNFTでなくてもいい。唯一NFTにすべき理由があるとすれば個人間売買のためだが、それだけでNFTにする理由を語り切るのは厳しい。
一方、クリプトスペルズなどは2だろう。カードそのものに発行上限を持たせることはあの性質のゲームにおいては非常に有用だ。市場流通するイメージが湧く。
このBCG業界は独自トークンに軸足を置くか、NFTに軸足を置くかで話が大きく変わる。この2つは地続きなのかも知れないが、出発点が大きく異なる。上手に設計しないと1は「従来のポイントではダメなの?」となり、2は「わざわざNFT化する必要あるの?」となる。
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