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「お絵かきをゆるーく始めるには?」(インプット編)

前回に続き、「お絵かきをゆるーく始めるには?」という質問に答えます。今回はインプット編です。(長文になったので、設備投資編はまた今度)

資料を集めよう

まずは、資料を色々と集めてみましょう。

「資料集め?めんどくさそう・・・」と思うかもしれませんが、例えば、Twitterやインスタグラムなどでは、たくさんの絵師さんが作品を公開しているので、ご自身がフォローしている方の作品を簡単に集めることができます。Googleの画像検索も便利ですよね。

描きたいものが明確になっている場合には、何もないところから描き始めてもよいと思いますが、現場の第一線で活躍している神絵師さんも、(著作権に配慮したうえで)複数の資料を傍らに置いて制作しているそうです。
ですので、色々な資料を参考にして、お絵かきしていきましょう。

「参考にする」とは

では、「参考にする」とは、どういうことか。
以前、企業案件を多く手がけていらっしゃる絵師さんに伺ったところ、

複数の作品の要素を抽出する

とおっしゃっていました。「一つの作品だけを参考にすると、その作品にかなり近くなってしまう可能性があるので、必ず複数の資料を準備するようにしましょう」とのことでした。
この点については、よー清水先生の「絵がふつうに上手くなる本」でも解説されていますので、もしよろしければ読んでみてください。

資料集めに便利なSNS

記事の冒頭で、資料集めに手軽に使えるSNSとして、Twitterとインスタグラムを挙げましたが、他にもあります。

■Pinterest

アメリカのPinterest, Inc.が運営する写真共有サービスで、最近、日本でも利用者が増えています。デジタルマーケティングのツールとしても活用されているそうです。

お気に入りの画像やデザインを気軽にストックできるので、私もよく利用しています。基本的には日本語で作品を探しますが、Pinterestでは海外ユーザーが多いので、英語で検索するとまた違った結果が得られて面白いです。

■pixiv

海外も含めてユーザーが7000万人超いる、クリエイター向けのSNSです。イラストの他に、マンガや小説も投稿されています。

クリエイターのファンコミュニティである「pixiv FANBOX」では、クリエイターを直接支援することで、ここでしか公開されない、作品の制作プロセスなどを観られます。例えば、コミッションアートの制作過程を1分の早回し動画にまとめて、色塗りの工程を限定公開している方もいます。
好きな絵師さんの制作過程を観られるので、ファンにとっては嬉しいですね。

本も活用しよう

私は普段、SNS・Google検索の他に、電子書籍を買ったり、図書館で本を借りたりして、資料集めをしています。
ちょうど今月、「れいわdeねんが」の年賀状デザインに採用されたのですが、年賀状イラストを作るうえでは、こちらの本を参考にしました。

■「虎の絵入門ー軸物から年賀状まで」

・同じネコ科で体系が似ているので、猫の形態や行動を観察して、そこから近づけるのも効果的

・ライオンやチーターとの比較で、一撃で獲物を捕らえる狩猟ができるように、虎の前足は短足で太い。一方、後足が前足より細長く、しっぽが太めなのも特徴。

といった解説が充実していますし、表情や動きの変化に合わせて色々なスケッチが載っているので、複数読み込んだ資料の中で、最も参考になりました。墨の表現もバリエーション豊富で良かったです。

自分が以前撮影した虎の写真もいくつか確認しましたが、資料として物足りなかったので、「この本で虎の特徴や水墨画の技法を学んだおかげで、年賀状イラストを仕上げられた」と言っても過言ではありません。

本を借りるか、買うか。紙か、電子か。

イラスト制作のたびに本を買っていてはキリがないので、一時的に読みたい本で取り寄せられるものであれば、図書館を利用するのがよいでしょう。ご紹介した「虎の絵入門」も借りました。

試し読みした上で、「これは手元に置いておきたい!」という本があれば買いましょう。
ここで、紙の本を買うか、電子書籍を買うか、好みが分かれるところですが、私はここ10年、資格試験のテキストを除いて、ほぼ電子書籍しか買っていません。なんといっても、本の置き場所を気にしなくてよいからです。(だからこそ、「虎の絵入門」の電子書籍版がなくて残念でした…)

とはいえ、「本を少しでも安く買いたい!」という方向けに、おすすめの電子書籍サイトを紹介します。

■DMMブックス

2021年4月に実施された、「初回購入限定最大100冊70%オフクーポンプレゼントキャンペーン」は衝撃的でした。
「実質タダじゃないか(笑)」ということで100冊ポチり、気づいたら購入金額が6万円超えてしまいました。でも14万円タダになったのですから、おトクですよね。

時々こういうスゴイ企画があるので、よかったらチェックしてみてください。

■honto

DMMブックスと競争しているのか、hontoも時々、超おトクなキャンペーンをやっています。
例えば、2021年8月に「夏のスーパーセール」をしていた際は、2万超の本が94%オフでした。この時も、割引につられて2万円分ポチってしまいました。

店舗とネット通販のハイブリッド書店なので、電子も紙も買える点は、紙派の方に朗報ですね。

■楽天Kobo

https://books.rakuten.co.jp/e-book/

楽天経済圏で楽天ポイントを稼いでいる方にオススメです。私も一時期、ポイントとクーポン利用で、タダで本を買えていました。(ポイント付与の条件が変更になったため、個人的には、以前と比べるとポイントを稼ぎにくくなっていますが)

■Kindle Unlimited

ご存じの方も多いKindle Unlimited、サブスクなので手元には残りませんが、月額980円でいろんな本が読めるのはありがたいですね。1か月だけ入会して、お目当ての本を読み漁るのもアリだと思います。
例えば、私がDMMブックスで買った下記の本、実はKindle Unlimited対象なんですよね。知らなかった…!(笑)

まとめ

今回のインプット編をおさらいします。

①複数の資料を集めよう
②参考にする≒複数の作品の要素を抽出する
③SNSや本を活用しよう

これらを踏まえて、ぜひ、楽しいお絵かきライフを始めてみてください!

次回は、「お絵かきをゆるーく始めるには?」設備投資編を予定しています。

さいごに

最後に少しだけ、宣伝させてください~。
マイプリント株式会社さまの年賀状印刷サイト「れいわdeねんが」にて、「令和の白虎」を販売しています。

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11月8日(月)まで43%割引キャンペーン実施中とのことですが、さらに10%引きとなるクーポンはこちらです!

クーポンコード【cre1454】

※有効期限は2021年12月28日までとなります。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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