「お絵かきをゆるーく始めるには?」(マインド編)
NFTアーティスト|イラストレーターのアッシュ(Ash)と申します。
キンギョハナダイのアイコンが目印です。
時々、「お絵かきをゆるーく始めるには、どうすればいいですか?」
というご質問を頂くので、最初の記事でそれを取り上げてみました。
楽しむ気持ちを大事に
ゆるーく、ということなので、とにかく、
「自分が描きたい絵を描く」
「自分が観たい絵を描く」
ということで、自分が楽しむ気持ちを最優先にしたらよいと思います。
例えば、私が今eluというプラットフォームで販売している「ラビリンス」という作品は、もともと趣味で描いたものなんですが、この作品をご覧になった方が「購入したい」とDMをくださったので、販売に至りました。
ガチで売っていくためにはマーケティングも重要ですが、マーケティング疲れを起こすと、かえって創作意欲もなくなってきてしまいます(実体験)。そうなっては本末転倒です。
思い切ってラクをする
また、自分が撮影した写真やデジタルツールなど、使える技術・モノを使い倒すことで思い切ってラクをすることも大切です。
私はこのことを、さけハラス先生とR.E.C先生から学びました。
「クオリティの高いアウトプットが出すことが大事」
「クオリティが高い作品のほうがクライアントさんからも喜ばれるので、制作プロセスでショートカットしてもよい」
とのことでした。
おかげで、写真やテクスチャ、CLIP STUDIO PAINT での配布素材を使うことに罪悪感がなくなりました。
■写真加工で作る風景イラスト(さけハラス著)
■現役大手ゲーム会社の絵師に学ぶ手軽に基礎から始める美しいデジタル風景イラスト(R.E.C)
■CLIP STUDIO PAINT 素材集
幸せの4因子
ところで、私の座右の書のひとつに、幸福学研究で有名な、慶応義塾大学の前野隆司先生が著した「幸せのメカニズム 実践・幸福学入門」という本があります。
この本では、幸せにつながる4つの因子について紹介されています。
① 「やってみよう!」因子(自己実現と成長)
自分の強みを社会で活かす、なりたい自分になるための大きな目標をもって学習・成長している
②「ありがとう!」因子(つながりと感謝)
人の喜ぶ顔が見たい、人生で感謝することがたくさんある
③「なんとかなる!」因子(前向きと楽観)
物事が思い通りに行くと思う、失敗や不安をひきずらない
④「あなたらしく!」因子(独立とマイペース)
他の人と比較しない、自分の軸をはっきり持っている
この4因子を、お絵かきでも心に留めておくとよいのではないでしょうか。
例えば、こんな風に。
①「やってみよう!」因子
→この前読んだ本に書いてあった「フォトバッシュ」という技法を、今度の作品で試してみよう~
②「ありがとう!」因子
→作品を見た人から「癒される」「素敵です」とフィードバックをもらえて嬉しかった!
③「なんとかなる!」因子
→知人から紹介された年賀状デザインの公募案件。
採用されるかわからないけど、せっかくだからチャレンジしてみよう。
(もしダメでも)よい経験になるのは間違いない!
④「あなたらしく!」因子
→今、NFT業界では、SNSアイコン映えする人物キャラが流行っているけど、もともと人物が得意な絵師さんも多くてレッドオーシャンになっている。
だから、自分ならではの得意分野を活かして、NFTで新しい市場を探索しよう
強みを活かす
ちなみに、前野先生いわく、「楽観性があれば、ほかの因子が吹き飛んでしまう」くらい楽観性は重要ですが、その一方で、多くの日本人はこの因子が低いそうです。
そこで、先日、前野先生の講演を聴く機会があったので、
どうやったら「なんとかなる!」因子を高められますか?
と質問したところ、
・強みを活かすこと
・周りの人とチカラを合わせること
の2つが「なんとかなる!」因子を高めるカギになる
とご教示頂き、とてもスッキリしました〜。
ですので、個人的には、自分が描きたい絵を描く(強みを活かす)ことで、
「鑑賞してくださった方の気分がポジティブになるような作品」
をつくっていきたいです。
それが、デジタルアートとしての付加価値になると信じています。
「お絵かきをゆるーく始めるには?」マインド編は以上になります。
まとめ
最後に今回のマインド編をおさらいします。
①自分が楽しむ気持ちを大事にする
②使えるものは使い倒してラクをする
③幸せの4因子を意識する
④強みを活かす
これらを踏まえて、ぜひ、楽しいお絵かきライフを始めてみてください!
次回は、「お絵かきをゆるーく始めるには?」インプット編|設備投資編を予定しています。
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