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【アメリカでの仕事】嘘でしょ?!アメリカのクレイジーな会社事情#1

セクシャルハラスメント発生?!ある女性社員が会社に報告する


三週間前の休憩中、同僚のカレンが私に打ち明けた。

カレン(以下K):私(エンジニア)のチャーリーをセクハラで報告したの。それを彼の GF(彼女)にインスタのDMで知らせたの。

ほにほに(以下ほ):もう一回言ってくれる?私聞き間違いしたかも。

K:だから。。。。

やはり聞き間違いではない。ついにここまで来たか…

ほ:彼のGFには会ったことないよね?

K:ない

ほ:どうして GFに知らせたの?

K:彼女なんだから彼がどんな人なのか知っとく必要があるわ。

ほ:でも人それぞれ違うよね。知りたくない人もいるじゃない?

しかし同じ説明を繰り返し自分の正当性をアピールするK

ほ:ほいで返信あったの?

K:ない。だってDM送った後に彼女のアカウントをブロックしたから

ビーーーーーーーーーーーーーーーッチ!!!!
ビーーーーーーーーーーーーーーーッチ!!!!
ビーーーーーーーーーーーーーーーッチ!!!!


※アメリカでのビッチの意味は「性悪女」とか性格が非常に悪い女性のことを指します。



なぜ私が被害者の彼女を性悪女と(心の中で)叫んだか

彼女は本当に被害者か?!カレンは振られた腹いせに報復を企てる?!


そもそもアメリカの会社で上司や同僚をセクハラで会社に報告をすることはとても重大なことだ。会社は調査し適切な対応をしなければいけない。ましてや告発者をこれを理由に解雇すれば会社は訴えられる確率が高い。
だからカレンが私に告白した時に私は「会社に報告する前に弁護士には相談したの?」と聞いた。彼女の答えはノー。ことの重大さを理解していないということだ。


ー チャーリーを振り向かせるためのカレンの涙ぐましい努力の三年間ー

遡ること約三年半前、私がこの変態企業での仕事をスタートした時、カレンは既に三年目に入っていた。

チャ〜リィ〜❤︎

「Oh, チャ〜リィ〜 あなたが来たわぁ」

職場で、同僚の面前で彼女は一日何度も高らかに彼を呼ぶのだ。
アメリカ企業で働くのはこれが初めての私は、へぇー日本じゃあり得ないなぁくらいに思っていた。

カレンの積極的なアプローチが実を結び、二年が経過する頃には彼女はチャーリーのオフィスで過ごしたり、一緒にランチやBoba(タピオカミルクティー)を買いに行ったりと”特別な同僚関係”を築いていた。


私はカレンから彼との関係性を直接聞いてはいなかったがチャーリーもその気になったんだぁくらいに思っていた。ある時までは。。


ーカレンが失恋?!ー

冬のある日、どう見てもカレンの様子が変だ。
そこから一週間ずっと同じ調子なので、理由はほぼ分かっていたけど念のため同僚ドリューにカレンに何かあったのか尋ねてみた。

「あぁ、チャーリーとね・・・」

「やっぱそうだよね。で、何があったの?」

「付き合うことは出来ないって言われたみたい」

「え、付き合ってたんじゃないの?!」

「そこな。付き合ってなかったのよ。で、彼からはっきり付き合う気はないと言われたの」

「チャーリーも悪い奴だ。カレンをその気にさせて。もう二人でBobaとか買いに行くのやめたらいいのに」

「私も彼にはそう言ったんだけど。。。」


失恋どころか付き合ってなかったんだ…
カレンはチャーリーのペットの写真を皆に見せたり、プライベートも一緒に過ごしている様子を周囲に見せて”付き合ってます”アピールしていたが、そうではなかったらしい。


こんな感じでカレンの職場での態度が同僚に影響を及ぼすようになる。

正直私はカレンにイラついていた。
これまでの長い期間、彼女のテンションはチャーリーによって毎日毎分変わるのだ。仕事に影響がでるし周囲も自然と彼女を気遣うハメになる。

だが一週間ほどして、チャーリーがずっとゲンナリしてるカレンに話しかけたのを機に関係性はまた元に戻ったようだ。

あーめんどくさい。私はそう思うばかりだった。


話はまだ続きます。次回をお楽しみに!








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