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彼が奏でるふたりの調べ

恋愛ドラマは全く興味はないが、アニメとあれば話はちょいと別だ。
現在配信中のAmazon Originalドラマ『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』は知っている人も多いかもしれない。
どのエピソードも俳優さんがやっているドラマであるが、エピソード7だけはアニメで描かれていて山田尚子監督だったので昨日視聴した。


代わりなんていくらでもいる。
そんなものあったかと疑う夢。

何者かになりたい自分。
ご褒美のお酒は無敵な気分になれる魔法。

音楽は過去と言う引き出すトリガー。
思い出して過去は変えれない。

学生時代に気になるのは周囲の目。
数少ない理解者は言葉多くなくても感覚で繋がる。

一瞬来る少女漫画の展開も崩れるのも一瞬。
周囲からの視線、握れない手…
どうしようからでた付き合ってない発言。
姿が消えたかのような闇。

いう気持ちがほんの数ミリが光。
好きに巻き込まれ、好きが広がる。
年月重ねた使わずの勇気。
過去では期限切れでも、現在では使用可能。
あの時できなくても、今できればいい。


懐かしの曲を聴いて思い出される学生時代のあんなことやこんなこと。
この作品においての曲は引き出しという例えが素敵だなと思う。
良い方の思い出も描きながらも、悪い方は思い出したくもないような事を描いているのでリアルにも感じる。
学生時代堂々とできていれば、周囲の目を気にして隠すなんてことはしなかったかもしれないなんて事は多いかと思う。
周囲の目を気にして、本心ではない事を言ってしまい関係が消えてしまい、お互い気まずくなってしまうやつ。
小学生のようなからかいだと、まだ修復できそうだが、それがちょいと大人になった高校生だと、言葉の重みも変わるので難しい。
ヘタレな性格な人ほど、素直に答える事が出来ず引きずってしまう。
手を繋ぎそうな所でそういうモヤモヤを入れてくるから頭に映像が残った。
モヤモヤは恋だけでなく、この作品は主人公のヘタレな性格から自分のやりたい夢も遠慮していたりと、「恋愛×芸術」となっているのが私的には良かった。
また、過去を思い出すのはレコードで現在を繋ぐものとしてはインスタと現代のツールが使われている所もこれまた良い。
今まで踏み出せない事も、踏み出すには遅いはない。
温かい話ではあるので、ゆっくりしながら見るのにはいいかと思います。


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