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Mind the Bass!! (All Soul Mixes #04, Side A)

All Soul がプライベートダブプレートに収めた自作ミックス - 今回紹介するのは #04 のAサイド

DMC DJO 158 & 159

以前紹介した「All Soul 2010年のメモリアルミックス」 "Foundation Mix" 同様、かつて運営取寄せ販売サイトで取扱ってた英DJサブスクリプション (最新ヒットや独自ミックス満載の音源が会員に定期的に届けられるサービス) DMC のマンスリープロモCD - 今回は2012年4月リリース 'DJO 158' と、翌5月リリース 'DJO 159' 収録曲の試聴サンプルをつないで制作

ミックスに使用したのは当時のヒット Jay-Z Kanye "Paris" と Usher "Climax" の、いずれもベースハウスリミックス… なんだけど、正直どこが Jay-Z Kanye で何が Usher なのかよ~わからん (苦笑)。もはやヒップホップでもR&Bでもなく、音圧や凶暴な電気ノイズはむしろロックのよう。もっと言えば… これって音楽としてどうよ?? とも思ったけど、All Soul 自作ミックスのコレクションに1本くらいこういうどいひ~なのがあってもいいのかなと

Mind the Bass!!

サウンドエンジニアリングでは低音の処理はエンジニアの経験/テクニックが如実に顕れがちなところ。Monty Dan はプロデューサー/アーティストとしてベースヘビーなトラックの制作を数多く手がけてきたのに加え、サウンドシステムでそうしたトラックを鳴らしてきたことでも低音の処理に長けており、その点は彼に制作を依頼している All Soul のダブプレート制作取次ぎの大きなアドバンテージ

Monty Dan (モンティ・ダン)|Allsoulfulfillingness (オールソウルフルフィリングネス) (note.com)

All Soul が2017年春にダブプレートの制作依頼先を現在使ってる英エセックス州のレゲエプロデューサー/アーティスト Monty Dan に切替えるに当たって作った評価用のテスト盤に上の "Mind the Bass!!" を収録

Monty Dan に切替える前はイーストロンドンのスタジオに頼んでて、そこは有名インディーレーベルやアーティストも御用達のれっきとしたプロフェッショナルスタジオながら、All Soul のような一般個人客からのダブプレート制作の注文は若手 (つまり見習い) エンジニアがマスタリング/カッティングを行ってた。実は "Mind the Bass!!" も最初イーストロンドンにダブプレート制作を頼んだら見習いくんから「マスタリングのしようがない」とグチられ、できたダブプレートも満足なものじゃなかった。そんなこともあり Monty Dan に切替える時真っ先に "Mind the Bass!!" で評価用ダブプレートを作ろうと

Monty Dan に作ってもらった "Mind the Bass!!" のダブプレートはやはりイーストロンドンの見習いくんとは低音のキレ、クリアさが All Soul のような素人耳からも全然違い、「低音の処理はエンジニアの経験/テクニックが如実に顕れがちなところ」ってのはこういうことなんだなと実感したという

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