キモオタ陰キャが体育会系ブラック企業に入社した結果

どうも皆さん初めまして、この度無事ブラック企業を退職したアセロラです。

大体1年半と少し在籍したけどまあ中々にブラックな所だった、なので今回はキモオタがブラック企業(以下hoge)に入るとどうなるのかを書き連ねて行こうと思う。

一応ブラックの根拠として月の残業時間を書いておくと164時間、残業代込みで手取り17万と言った感じ。

入社した経緯

元々、私はアルバイトとしてhogeに入社した。当時のコロナ禍で鬱となり、職を失い、地元に帰ってきた。

そんなこんなで帰宅後数ヶ月はニート生活をしていた訳なのだがこれはいけないと思い一念発起、適当に探して見つけたhogeへとアルバイトで入社した。

最初は特に不満は無かった、仕事自体は忙しかったが時間にも上がれたし、休日も融通して貰えた。

しかし新店が出来、それと同時期に

(そろそろ正社員になって親を落ち着かせたいな…)

と思い、転職活動の為入れる時間が減る旨を社長に伝えると正社員にならないかと持ちかけられた。

就職活動にあまりいい思い出がない私は二つ返事でOK、そして私のhogeでのブラックな日々が始まった…。

余談だが、給料が振り込まれるまで私は月給を知らなかった。なんなら労働条件も知らなかった。同年代のスタッフにこの件を相談したところ

「ここじゃそんなもんだよ」

「俺の時もそうだった」

と、ありがたーい助言を頂いた。私はそういった物には疎く、個人経営のお店じゃあそんなもんか程度に考えていたが元経理の母にその話をしたら

「異常だよ、アンタの職場」

と、言われてしまった。無知とは恐ろしい。

上司達も過労で頭のネジが飛んだのか中々にアレな事を言っていた。

「疲れたと思う余裕があるから疲れるんだ、もっと頑張れば疲れ無くなる」

「次弱音吐いたら本気でクビにするからな(弱音吐いたのは初めて)」

などなど、ちょっとキモオタ陰キャには理解のできない価値観だった。

こういうものの考え方ができる人間をきっと体育会系とか陽キャとか言うんだろうなあ(適当)

労働時間と休日数

さて、次は勤務時間と休日数について話そう。

私の始業は朝6時30分、途中12時から15時の間に1時間30分の休憩を挟み退勤は22時、平社員だったので週休は1日あったが管理職の上司は無休の月もあったと思う。

食事に関しては5時起きで飯を食べるのは流石にみんな辛いのか、朝昼共に賄いがあった。

男ばかりだからか賄いに野菜があまり無く、その反動でクソデブながら一日分の野菜をのんだりもしていた。

余談だが、馴染みの店の店長に当時の事を話した際若干引きながら

「その労働時間は異常だよ…」

と言っていたので多分業界の中でも更にブラックな職場だったのだろう。

当然こんな労働時間では趣味に費やす時間も遊びに行く時間もあったものでは無い、帰宅する頃には22時半頃になるしお客様が閉店時間過ぎても居るようならもっと遅くなることもザラにあった。

しかしそんな中でもある程度リフレッシュする時間がなくては何のために働いてるのか分からなくなってしまう、なのでそうこうしていると就寝時間が25時、26時になった。

翌朝が遅ければ問題は無いのだが私は朝が弱く、起床後しばらくは頭が回らない為翌朝は5時に起きなければ支度が間に合わなかった。

なので基本的に睡眠時間は3時間程度、毎日倒れそうなくらい眠かったのをよく覚えている。

過労による弊害

さて、ここまでの労働で健康面への被害は無かったのかと言われそうだが当然いくつかある。

まずは病気に弱くなった、前は風邪なんかをあまり引かずにそれなりに健康な身体だったが社員になってしばらくすると月一ペースで発熱を伴う風邪をひくようになっていた。

おそらく不健康な生活で栄養素が不足していたのだろう、まああんな生活してたら免疫も落ちるよな…

それに付随して風邪の治りも遅くなったと思う、前は割とすぐ治ってたのにな

次に起こった問題として眠りが極端に浅くなった。今までは何をしても起きないと言われる程眠りが深かったのだが、大体2時間に1度位のペースで目が覚めるようになった。

休みの日も同じように短時間で目が覚める。元々しっかり寝ないと身体が持たない性質なのでこれはジワジワと疲労となって蓄積されて行った。

その影響なのか過労なのかは分からないが中々疲れが抜けない、なんなら疲れてない日は無かったと思う。

1番問題だったのは幻聴だ、呼び鈴の音、電話の着信音、お客様の呼ぶ声辺りが特に苦しめられた。

特に呼び鈴と着信音に関しては営業時間中常に幻聴が聴こえていた。呼ばれたと思ったら呼んでなかったりなんて事は多々あった。

さいごに

今後もう二度と飲食業には就かないだろう。hogeだけがブラックなのかもしれないがまたあんなブラックを引いたらと思うと怖いものがある。

今後はゆっくりとボロボロになった体を癒して、やりたかった事を沢山やるつもりだ。

旅行もしたいし燻製も作りたい、ビリヤードもやりたい、やった事ないことを沢山したい、彼女だって欲しい。

ブラック企業にいた間は思いもしなかったことが沢山浮かんできた、これが俺のやりたい事なんだと。

考える時間があったら休みたいし、そもそも考える余裕も無かった。ブラック企業は悪しき文化だ。滅べ。

本当に心底やめて良かった、社長には拾ってもらった恩義はあるけどそれはそれ、これはこれだ。
今後はしばらく好き勝手に過ごそうと思う。

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