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(タイ、英語)正しい英語にしようという強迫観念は持たない

私は現在タイのバンコクで働いています。

スタッフの大半はタイ人ですが、外国人とのやり取りが割と必要な業種にいるのもあり、割と流暢に英語を話す人がほとんどですし、かなり流暢に話す人もいます。
また、やり取りする社外の相手方も大半がタイ人ですが、業種柄、上述の私の勤務先の状況と似ています。

今日は、彼等とやり取りする中で感じた、彼等の英語に関するある点について記事を書いてみたいと思います。
いわゆる正しい英語にしようという強迫観念は持たない、という点です。

動詞の形は気にしない

小さいところだと、動詞の形の間違いが非常に多いです。
例えば、To comeとすべきところ、To comingとか、Has assignedとすべきところ、Has assignなどです。

ちなみに、ing形が大好きな人が多いようで動詞の形は概ねing形か、次に多いのは過去分詞形になっているような印象があります。
例えば、I will coming, Do you knowing, I will received it等です。
ちなみに、バンコクに来る以前マレーシアにいましたが、マレーシア人もこういう人が割と多かったです。

文の構造にはこだわらない

もう少し大きいところだと、文の構造というのか文法というのか、そういう点はあまり気にしないケースが散見されます。

例えば、If the person has performed well and been promoted to XXXとするべきところ、If performance is promotedとするなど。
受験英語を経た日本人的には、PromoteされるのはThe personであってPerformanceではないぞ、とかなると思いますが、当地ではそう考えないケースも多いです。
読んでよく考えれば言いたい事はなんとなく分かるのですが。

それがあまりシリアスでない文書におけるものなのかシリアスな文書におけるものなのかはあまり関係ないようで、流石に弁護士による契約書レビューではそんな事にはなりませんが、例えば契約書上の文章であっても上述のような事が散見されます。

会話においても同様

上述の2点は、文章における場合だけでなく、会話においても同様に当てはまっています。

実際のところそれで問題あるか? 無い

彼等と日々英語でコミュニケーションしていて感じますが、上述のような点が問題となっているかと言うとほぼそんな事はありません。
そもそもの、割と流暢に話せるという点が大分効いています。

確かに、特に文の構造の件は、時々何を言っているのか分からなくさせますが、それは、何が言いたいのか聞き直す事で解決できます。
文章においてであっても会話においてであっても。

割と流暢に話せるという点が大分効いており、トータルで考えて、東京にいる一般的な日本人ビジネスパーソンよりも、当地のタイ人ビジネスパーソンの方が英語を使える人が圧倒的に多いと感じています。

我々もある程度以上の正確さは無視した方がよい

私もそうでしたが、日本人の多くは真面目なのできちっとしようという考えが強く、辞書を引いてできるだけ正しい文章にする努力や、文章を見直して文の構造というのか文法というのかを正しい形にする努力をしがちです。

とても良いことですが、ある程度以上は気にしないようにしないと、いつまでたってもアウトプットできないし、アウトプットする事がストレスに感じてしまい、アウトプットの機会を避けるようになっていまい得ます。
そして、特に初期段階では、ある程度以上の正確さよりも、アウトプットの機会を増やす事の方が、英語を使えるようになる上でより重要です。

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