自閉スペクトラム症? はて。

▶︎問診票が書けなかった。そのせいで初診はボロボロだった。ひとまず問診票の書けなかった質問について考えてみる。文房具屋に行く。メモ帳を購入。

▶︎性格は自己中、自意識過剰、忍耐力不足。来院理由は厭世観があり消えたいと思うこと、人付き合いが苦手、生きていく自信がない、仕事ではイライラや焦燥感があり集中出来ない、考えがまとまらない、会話のテンポに乗れない。

▶︎疑問。希死念慮はなくなるのか、先生に話したら楽になるのか、会社にバレることはあるのか。

▶︎一週間後。電車で最寄りの駅まで移動する。心臓がドキドキ鳴っていて、緊張している。クリニックに着き、受付を済ませた。丁寧でやさしいスタッフに対しても、声を発することができず無愛想になってしまう。待合室で待っている間も緊張していた。

▶︎番号が呼ばれ、入室。この前と同じ椅子に座った。

先生「どうですか」

自分「………」

先生「………」

前回と同様、沈黙が続いた。問診票で書けなかったところをまとめたにしても、今日の受診では生かされない。この、先生の ”どうですか” の質問に対してなにを答えるのが適切なのかわからなかった。

先生「薬は飲んでみましたか」

自分「はい」

((薬は怖くて、1錠しか飲まなかった))

先生「どうでしたか」

自分「うーん」

先生「あまり…」

▶︎この後、人間関係や趣味などについて聞かれたと思う。最後に、先生から発達障害の自閉スペクトラム症(孤立型・受動型)との診断があった。自分でも色々調べてみてくださいと。これで、この日の診察は終わり。正直、発達障害はしらない。

◼️あとがき

診断を受ける前の発達障害の印象は、授業中に席を外して歩き回る人。昔、そんな子がクラスにいたな。そのイメージしかなかったので、自分が発達だとは微塵も思わなかった。自分の事は”死にたい病”とか”怠けもの病”とか”人間の失敗作”だと考えていた。