エビリファイを飲んだら、運転はやめた方がいい
前回はエビリファイ(一般:アリピブラゾール)を飲んでから2か月間での出来事を書かせていただきました。
実は、この2か月間、エビリファイを飲み始めてから、車の運転で自損事故を起こしてしまいました。
それもカーシェアリングでです。
服用後の人生初の自損事故
レンタルCDを借りに行くため、雨の中ミニバンでドライブ
2023年4月15日(土)午後のこと。
車を持っていない筆者は、ペーパードライバーとまではいかないものの、運転する機会が減っていました。そんな状況下で、2022年夏以来の車の運転でした。
エビリファイが処方されたのは3月末。
その日はおそらく午前中にエビリファイ1mg×1錠を飲んでいました。
借りたのはホンダのステップワゴンです。
一人で乗るのに、なぜミニバンだったかというと、これまでハイトなミニバンを運転したことがなく、一度運転してみたかったからでした。以前は、日産のノートや、ホンダのフィットなどコンパクトカーを借りたことがありました。
カーシェアリングの駐車場に着いた時刻は13時半ごろ。雨が降ったりやんだりの天気でした。
はじめはちょっと大きいと感じたもののの、全幅1,695mmの5ナンバーサイズで、ミニバンなので、運転席も高い位置にあり、幹線道路での運転は問題ありませんでした。
その後、レンタルCD店の駐車場に前向き駐車をして、借りたかったCDを探すことにしました。筆者は、オンラインストリーミングサービスの「Spotify」(スポティファイ)も利用しているのですが、今回借りたかったCDはSpotifyでは再生できない曲が含まれていました。CDが借りられる図書館でもおいておらず、レンタルCD店を使うことにしました。
レンタルCD店と言えば、家の近所徒歩15分のところにあったものの、2023年3月に閉店し、車で行かないといけないようなところにしかなくなってしまいました。そこで、今回見つけたレンタルCD店。
ところが、お目当てのCDはありませんでした。このご時世、レンタルCD店はどんどん閉店しており、このチェーンのレンタルCD店は10㎞ほど離れたようなところにしかありませんでした。
予約していたカーシェアリングにも利用可能時間がありますが、それは簡単に延長はできるので、この店は、あきらめて、そこから15km先の同じチェーンのレンタルCDを目指すことにしました。
自損事故の予兆か縁石の乗り上げ
前向き駐車からバックして、幹線道路に入ろうとしたところです。ロードサイド店も立ち並び土曜日午後の交通量も多い2車線の幹線道路。幹線道路側から左折してレンタルCD店の駐車場に入ろうとした車がありました。
そこで、慌てて、ハンドルを切ると縁石の手前でハンドルを切りすぎて、「ガタン」という音がして縁石に乗り上げました。タイヤの側面が縁石にぶつかり、白くなってしまいました(写真下)
ビックリはしたものの、とりあえず目的地には向かわなければと、車を走らせます。
その後、レンタルCD店に向かう幹線道路に出るには、
来た道を西に逆戻りして、東へ進むか
北にかなり遠回りするか
東へ行き、狭い道を抜ける
の3つの選択肢がありました。
対向車が来たので
逆戻りや遠回りはしたくなかったので、3. の「東へ行き、狭い道を抜ける」にしました。この道は、近くに、大手私鉄の主要路線があり、なかなか開かない踏切に出てしまうこともあります。その踏切を避けるため、ひたすら東へと進むことにしました。
しかし、この一帯はもともと田畑の農道を道路にしたようなところが多く、狭くてくねくねしているのに、一方通行でないなど狭い道が続いていました。それでも、ステップワゴンは、5ナンバーだしなんとかなるだろうと思っていました。
そんな中で、狭い道ですれ違い困難箇所があり、東から来た対向車が譲ってくれていたので、少しアクセルを踏み、急いで通過していた矢先のことですした。
「バーン」という大きな音が車内に響きました。
少しパニックになりながらも、左側を見ると、サイドミラーが割れていました。左サイドミラーが電柱にぶつかったのです。
思えば、あの縁石乗り上げがこの電柱衝突事故の予兆だったのかもしれません。
車の損傷費用については、なんとか、カーシェアリング側で加入していた自賠責保険が適用されましたが、休車補償金として2万円を支払わなければならなくなりました。
エビリファイを飲んだら運転しないことに決める
筆者は、当面、少なくともエビリファイが処方されている限り、カーシェアリングも含めて、車の運転をやめることにしました。
エビリファイの添付文書には、
とありました。
眠気こそなかったものの、反射運動能力が低下して、今回、誤った軌跡でハンドルを切りながら進み、電柱に衝突してしまったことが原因だったと思います。
また、譲ってもらっていたことや後続車への焦り、注意力や集中力の低下も問題になっていたかもしれません。
ADHDはたたでさえ、注意力が散漫になりやすいのに、エビリファイが加わるとそこに判断ミスなどが冒す可能性が増えてしまうのです。
今回走った道は、路側帯に緑色のラインが入っている通り、通学路です。もし、人がいたら、特に、子どもたちの登下校の時間に通っていたらと思うとゾッとします。
せっかく車の免許を持っているのに、もったいないですが、人をはねてしまってからでは遅いので、やむを得ず、その決定にしました。
地方で車必須の暮らしをなさっている方でエビリファイを処方された方には非常に難しい問題です、