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中高生が書いた「超短編小説集」

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探究学習塾エイスクールの中高クラス「探究ラボ」に通う16名の中高生たちと4名のメンター・ファシリテーターが書いたオリジナルの『超短編小説(インスタント・フィクション)』を掲載して…
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#中高生

『ヒモ』 (中高生たちの超短編小説 030)

「はい、今月の作曲費用ね〜」 天女のささやきが僕の毎日を躍起だてるのだ。 築27年3LDKの5…

『声が聞こえる』 (中高生たちの超短編小説 029)

声が聞こえる。先週からずっとだ。声がするたびに聞こえる方向を向いているのだが誰もいない。…

『あれ?』 (中高生たちの超短編小説 027)

あれ?いつの間にかコンビニにいる。 なんでだろう。 さっきまで部屋にいたのに、 学校行こ…

『23:39』 (中高生たちの超短編小説 026)

中学でクラス一緒になって、そこからずっと……もう何年目?長いなぁ。それだけ長かったらまぁ…

『ノットエンドレスキャットウォーク』 (中高生たちの超短編小説 025)

時は20xx年、人類は猫に支配された…!! 猫の配下になった人類には、幸せだという猫派や屈辱…

『不思議なゲームワールド』 (中高生たちの超短編小説 024)

7時頃、徹夜でゲームをしていた僕は母に声をかけられ、ゲームの電源をおとし、学校の支度を始…

『僕の家』 (中高生たちの超短編小説 023)

「あっのっっさ〜(怒怒)はやく出てってほしいんですけど!!」 ふぇ? 「ふぇ?じゃないんだわ。人ん家に勝手にきた挙句勝手にゴロゴロしないでくれますかね? こっちだって毎日毎日言うこと聞かん奴らの面倒で疲れてんの!良い歳して小学生かよ(怒)あいつら」 うんうんお疲れ〜いつも頑張ってるね。えらいえらい。 それと、人ん家って言ってるけど一応ココ僕の家でもあるからねー。 「良いじゃんいつもあんた居ないんだし」 ごめんって。僕が居ないと淋しい? 「…もういい。さっさとソフ

『なんだろな』 (中高生たちの超短編小説 022)

(これは山があってツルツルしてる) (この山は一定間隔で何個もある) (山の枠は正方形なんだ)…

『絶望のオタク大統領』 (中高生たちの超短編小説 021)

アメリカの大統領は、最新の戦争兵器として、武将の魂を宝石に封じ込めたロボットを開発した。…

『勘違い』 (中高生たちの超短編小説 020)

友太は今すごく急いでいる。 ゲームをしてたらいつの間にか18時になっていた。塾の時間に遅れ…

『壊れた天気』 (中高生たちの超短編小説 019)

八月の東京、いつものように一日が過ぎていく。 だがその日は突然来た、8月なのに雪が降り始…

『らくらくな生き方』 (中高生たちの超短編小説 018)

寝台から落ちて頭打って目覚める。このまま起きるのもめんどいしフローリングを転がって移動。…

『私の現実』 (中高生たちの超短編小説 017)

起きたら昼の12時、それが 当たり前の生活 午後からはみんなが待っている 私を求めている …

『一緒』 (中高生たちの超短編小説 016)

やぁ、君からすると「初めまして」かな? ん?僕は何者かだって? そうだなぁ、幽霊とでも言っておこうか。 そんな嫌そうな目で見ないでくれよ〜。 幽霊と言っても悪い幽霊ばかりじゃないんだよ。 まぁ、僕は良くも悪くもないけどね。 僕は君が生まれたからこの世に存在するようになったんだ。 君が明かりを消して寝る時に僕も寝て、 君がお日様の光で目覚めた時に僕も起きる。 僕はずっと君と一緒だったんだ。 だから多分死ぬまで一緒なんじゃないかな。 いや、待てよ? もしか