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あるおもちゃを使ったら、子どもたちの空想が止まらなくなった!〜えほんとものがたりあそび(あそびツクール#7)〜

1月のあそびツクール®︎のプログラムは、「えほんとものがたりあそび」でした。このあそびでは、絵本の続きを考えてみたり、実際に絵本を作ったりと子どもたちと一緒に物語づくりに挑戦しました。

そこで、これから子どもたちが作ったドキドキ・ワクワクの物語をご紹介します。これから始まるお話は、実はある"おもちゃ"を使って生まれた作品です。種明かしはのちほど!まずはお話をお楽しみください。それでは、はじまりはじまり〜!

作品①

ある日山の中を冒険していると、矢印が飛んできました。こっちにいけばいい、ということでした。

矢印にしたがってどんどこどんどこ歩いていくと・・・今度は矢印がなくなりました。代わりに足跡がありました。どの動物の足跡なのかな?と思い触ろうとしたら、「プシュー!」と矢が飛んできました。一歩間違えていたら、矢が刺さっていたところでした。「なぜ矢が飛んできたんだろう?」と思いました。

そのまま構わずどんどん進んでいきました。すると、遠くにピラミッドがありました。ピラミッドの中に入ると、なんと、バケモノに襲われてしまいました!ピラミッドのなかで子どもは襲われてしまったのです。おしまい!

作品②

ある日、地球で目を覚ましたら、ライトが点いていました。まだ夜です。

あれ、誰かが帰ってきました。床に足跡があります。鍵は穴に刺さっていて、ドアは閉まったままです。

すると、鍵が「どかーん!」なんと、鍵が魚になってしまいました!

鍵がなくなって困っていると、とあるキャラクターの手が出現しました。その手を鍵穴に入れたら、なんとドアが開いたのです!実は、手が鍵だったのです。おしまい!

作品③

ある日、サイコロでできたタワーがありました。

すると、そのタワーが突然壊れてしまったのです。

「ワレワレハウチュウジンダ」

なんと、宇宙人による仕業だったのです。宇宙人はそのまま地球をツリーのようにしてしまいました。おしまい!

どうやってつくったの?

いかがでしたでしょうか?矢が急に飛んできたり、鍵が魚になってしまったりと、唐突なピンチが面白いですよね。私も授業でお話を聞いていて、「えー!?」「どうしてそうなっちゃったの?」と驚きの連続でした。

さて、種明かしをしましょう。

遊び始めると子どもたちの空想が止まらなくなる、そんなおもちゃの正体は・・・なんとサイコロ!ローリーズ・ストーリー・キューブスという、即興でストーリーを制作できるおもちゃなんです!


サイコロの目には、1~6の数字ではなく、さまざまなイラストが描いてあります。

子どもたちは、サイコロをころがして、出てきた目のなかで気になったところから空想を広げていきます。

作品①ができあがっていく様子を動画でご覧ください。空想が止まらず、どんどんサイコロが入れ替わっていきます!

サイコロをみて何をイメージするかは自由。例えば、こちらの絵を見たら、「さしみ」「うみのなか」「およぎがはやい」「おいしい」など、いろいろな言葉が浮かんでくると思います。みなさんはどんな言葉が浮かびますか?

他にも、「マグロ」・「金魚」・「パクパク」などが子どもたちから挙がりました!

イメージだしの練習ができたら、早速物語づくりスタート!

サイコロを振って、イラストから言葉をイメージして、お話にして・・・の繰り返しが、子どもたちにとって楽しかったようです。サイコロを振るときは「どんなイラストが出るだろう?」というワクワクもありますし、即興で考えたからこそ生まれたお話に、作った本人が笑ってしまう、なんてこともよくありました。

きっと子どもたちは、普段から「もしも〜だったら?」と空想しているのだと思いますが、その世界をひとつずつつなげることで、立派な物語になるのです。子どもたちの空想は、人を楽しませるパワーを秘めているのだろうと感じました。

これからも、あそびツクールの時間ではさまざまなテーマで子どもたちと一緒に遊び、授業の様子を投稿していきます。気になった方は、ぜひ授業体験にお越しくださいね!

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