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子ども社会活動家、街の困りごとを楽しく解決!「課題発見メガネ」をかけて、いつもの街を歩いてみたら・・・?

2023年1〜2月のなりきりラボ®︎では、「社会活動家」をテーマに探究しました。このプログラムでは、身の回りの社会問題を発見し、自分のアイデアで楽しく問題解決をすることに挑戦しました。

今回の記事では、プログラムを経て成長変化した生徒たちの様子を紹介します。

問題を発見する観察力を身につけよう

普段登下校や通勤で眺めているはずの街をよく観察してみると、タバコのポイ捨てや落書き、歩道をふさぐお店の看板などなど、社会問題は街中に数えきれないほど発生していることに気づきます。

生徒たちは授業を通して観察力を磨き、社会問題を発見する観察力を手に入れました。

みなさんは写真のどこに問題があると思いますか?


写真の細かいところまでじっくり見てみると、実は問題がたくさんあることに気付きます。

ハトのフン、歩きスマホ、点字ブロックをふさぐ自転車、壁の落書き・・・みなさんにとって、これらは街の当たり前の景色になっていませんか。

でも、これって問題のはずですよね。生徒たちも、「きっとこの問題によって困っている人がいるはずだよね」と気づき始めます。

その後、実際に生徒たちと一緒に校舎付近の街を歩きました。生徒たちは、あまりの問題の多さに驚いていました。

「さっきから同じシールがいろんなところに貼ってある!」
「同じ人が全部やったのかな?」
「よく見たらあったよ!」
「なんでここに落書きしたくなるのだろう?人から見つかりにくいからかな。」
「またタバコのポイ捨て発見!」
「みんなの道路にゴミを捨てるなんて、ビックリだね。」

街の問題をたくさん発見した生徒たちは、お迎えにきたお家の方と一緒に、帰り道でゴミ拾いをしながら帰ったそうです。

大人よりも小さい身体だからこそ、低い目線で街の細かいところまで観察して、問題に気づくことができます。頼もしいですね。

自分だからこそ見つけられた問題を解決する

そして、生徒がそれぞれ想いを持って一歩一歩、問題解決に向けて踏み出します。生徒はそれぞれ、自分の好きや得意を活かしながら、ユニークなアイデアを考え、実行しました。

みんなが捨てたくなるゴミ箱を開発!
街を歩いてゴミ拾いを呼びかけました。
歩道を走る自転車に呼びかけるためのうちわ
手に取りやすい小さなチラシをつくりました。
ベビーカーを押す人が改札を優先的に通れるよう、ピクトグラムをつくりました。
駅員さんに交渉したら、東京メトロ丸の内線 本郷三丁目駅に置いてもらえることに!
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください!

もちろん、うまくいった!問題解決!とすぐになるわけではないけれど、生徒たちは自分が問題だなと感じることを、自分で考えたアクションで解決していく、そのプロセスを楽しんでいました。

生徒たちも、社会活動をする前は不安がっていても、いざやってみるとポジティブな発言をたくさんしていました。

「なんかモヤモヤが少しだけスッキリした!」
「もっと解決に近づけるアイデアがあるはず。やってみたらわかった!」
「友達にも一緒にやろうって声かけてみる!」

そして日常へ

生徒たちはこれまでの社会活動をふりかえり、最終回はピッチ大会をしました。

ゴミを楽しく捨てて欲しいという気持ちで考えてくれました。
楽しそう!
学校をフィールドに問題を発見した生徒は、給食のフードロス問題に取り組みました。
放送委員会であることを活かして、校内放送で全校生徒に呼びかけたそうです。

この2ヶ月の授業を受けて、当たり前になっていた日常をよく観察することで問題を発見し、解決アクションを起こせるようになった生徒たち。

授業受けた生徒たちは今後もこの活動を続けていきたい、とそれぞれの想いを発表してくれました。発表を聞きながら、「みんなが大人になったら、社会にある問題を自分で発見し、行動を起こし、解決していってくれるかな」と期待に胸を膨らませました。

今後の小学生社会活動家の動きから目を離せませんね!将来が楽しみです!

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