稽古場日誌#07

 「明後日の方向」のnoteにようこそ!『赤目』演出助手の植田です。
最近は文字が多めだったので書いていて疲れたので、今日は写真多めで小噺などを挟む会です。(という冗談は置いておいても、稽古場の様子と本番の様子と、両方覗けるのは楽しいんじゃないかと思っています。楽しんでいただけたら嬉しいです!)

小噺1:『赤目』のモデル〜衝撃の真実〜

本作のタイトルでもある赤目。こちらがウサギのことなのは皆さんもうご存知かと思います。
今回『ウサギ隊長』として赤目をあちこちで演じていたひさ枝さん(蔭山ひさ枝)。稽古場でもひさ枝さんの赤目に敵う赤目はいなかったのですが(だってすごく可愛いんだもん)、先日お話をしていたら「この子が赤目のモデルなんですよ」と言ってひさ枝さんが見せてくれたのがこちら👇。

赤目の12人(匹?)目のメンバー、だいふくちゃん。(ひさ枝さん提供)

……めっちゃねこちゃんだが。

お話によるとこのだいふくちゃん、足が悪くてちょっとウサギみたいな動きをするんだとか。なのでひさ枝さんいわく、赤目は「ウサギ半分、だいふく半分」らしい。
あれは半分ねこだったのか……。

小噺2:ど○べいと紙芝居とボツった小道具たち

今回は小道具をほとんど紙のみで作っていましたが、もちろん創作の過程でボツになったものもたくさんありました。それらの供養をば。
その1:ど○べいの紙芝居

1幕1場、ゲネにて。(撮影:保坂萌

これは最初のシーンで、吉やんが子供たちに「磔茂左衛門」を語っているところ。吉やんの手にあるのは見覚えのある赤い🦊。「物語の初っ端からあまりにもど◯べいの主張が強すぎる」とダメ出しが入りました。そりゃそうだ。
本番ではこちらの紙芝居は、三郎が描いている紙芝居(お客様からあまり見えない)に移動になりました。きっと河西先生や三郎はこのど○べいを眺めていたはず。
他にも「小松菜」「新鮮野菜」「除湿器」「B○SS」なんかがありましたね。気付いたかな……?

その2:信直の兜

マトリョーシカ信直。

もっと小さい兜もあって(本番で被ってたやつかな?)、内側からどんどん小さい兜が出てくるのも好きでした笑。稽古場ではりょうさん(渡邊りょう)が兜職人になっていました。

他にも蓑なんかもありました(蓑踊りシーンなんていうのも)。かなりモシャモシャしてて素敵だったんですが、写真が見つからなかったのが悔やまれる……。

小噺3:新聞紙の話

ラストシーンで舞台上に大量にばら撒かれる新聞紙。実はなんでもいいわけではなく、毎公演後にきちんと撒きやすい新聞紙を準備していたんですよ📰
新聞紙をラストシーンに使う、というアイディアが出たのが稽古の最終日近くだったので、本番中も毎回改良を重ねて撒きやすい新聞紙を作っていました。

ラスト用の新聞紙仕込み中。これの倍くらいの新聞紙を毎公演撒いていました。
ラストシーン、ゲネにて。(撮影:保坂萌)
これはゲネなので新聞紙少なめ。千秋楽に向かって徐々に増えていくのであった。


最後に集合写真を載せて今回は終了です✨

🐇ほのぼのふれあいコーナー🐇
(撮影:保坂萌)

「ひさ枝さんa.k.a.赤目をみんなで可愛がろう」みたいなコンセプトの写真なのに、なんで後ろの三人は臨戦体制なの……?


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次回で『赤目』稽古場(振り返り)日誌は一旦ラストの予定です。次回更新もお楽しみに〜!


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