愛のリズム
目と目をあわせる。
焼けつくように燃え上がる視線。
指先が悩ましく触れ合う。
唇と唇は触れ合うほど近くに。
手は滑らかに腕から肘、そして脇、背中、腰へ。
首筋に吐息を感じながら、足を上げる。
焦らして、どこまでも優しく。
躰を相手に預け、妖艶に足を開いていく。
腰と腰が重なりあう。
相手にしがみつき、とろけるように上がる息。
そのまま優雅なリズムを刻む。
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Por una Cabeza ほどに官能的な曲は、ないと思う。
ランバダよりも情熱を感じる。
季節によって上がる曲は変わるけど、秋にはタンゴを聴きたくなる。
みだらな妄想が止まらなくなった責任を、どうしてくれるの?
ねえ、カルロス・ガルデルさん!
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