見出し画像

たったみっつのことばの威力

ここ数年、友人達から連絡がくる。

友だちは多い方かもしれない。
心理を学んだこともあって、私が話しやすい雰囲気で会話をするのだろう。

友だち達は
「こんなこと他の人に行ったことはないけれど…」と心にしまい込んでいた話をすることがある。

「誰にも言わないで…」
と付け加えられることもよくある。

その話を聞いて
驚嘆して目が飛び出るとか
心臓がもたないほど動悸が起きるとか
今までで一度も無い。

けれども、
話す側にとっては
こんな話をして人からどう思われるかを気にすることもある。

だからこそ、誰かに聞いてもらいたい気持ちをようやく解放して打ち明けたであろうと思うと
こちら側もどんな言葉を掛けるべきか気を配る。
こちらは大したことがないと感じてしまうことを
告白した本人は大事として捉えているのだから、
「なにそれ、だからなに?」
といった思いやりのない返答をすると友を傷つけるだけだから。

こんな時はアレコレ長ったらしく返答することはしない。

それを私に教えてくれたのは娘だった。
まだ娘が2歳から3歳になる頃、わたしは自分に自信がなくなり自暴自棄な気持ちのまま、娘に問いかけた。

なんでこのママを選んだの?
こんなママよりもっとほかに良いママを選んだらもっと幸せだったかもよー。

その時、娘は
私の胸を両手で叩いて言った。

この! ママが! いいの!

この! ママが! いいの!

こんなわたしでも
親であること、ただわたしのまんまであることを
ゆるされている

たったの三つの言葉で充分だった。

言葉は三つたったけど

すべてのエネルギーを使って答えてくれた。

だから、
わたしもどんなに「ん?それが悩み?」と感じたとしても答える時は

「そんなあなたと、私は 友だちでいたい」

言葉は少なくても

たとえ小さな声でも

大きなエネルギーを使って答える。


ゆるされてるんよ。

このまんまの存在でいてええんよ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?