「やる気が出る」確率を上げる2つの方法
やりたいことがあるのに、「やる気出ねぇー!!」って時ありますよね。
自分はよくあります。
「とりかかればやる気は出る!」
「まずは5分だけ手をつけてみる。そうすると、やる気が出てきて『気づいたら2時間経っていた』ということになる!」
そんな話をよく聞きます。
で、その話を聞いたうえで、いざ自分ができていたかというと…けっこうムラがある感じでした💦
1番いいのは、「やりたいことを【習慣化する】(自動化する、無意識レベルでできるようにする)=とりかかるのに気合いがいらないレベルになる」ことなのですが…
「これをやらないで1日が終わるのは気持ち悪い!」というところまで身につける(体で覚える)のにはやっぱり時間がかかります。
最終目標は【習慣化(しくみ化)】なのですが、今回はその1歩手前、【タスクにとりかかりやすくなる】方法です。
方法①合図をしこむ
まずは「合図をしこむ」方法です。
というのは、とりかかる以前の問題で、「そもそも、やりたいことを忘れている」ことがあります。
(少なくとも自分は身に覚えありまくりです。笑)
「やりたいことを忘れるなんて、あるか?」
と思われるかもしれません。
でも、しっかり優先順位を把握しておかないと、【自分にとって重要なこと】も忘れがちになってしまいます。
たとえば、「今日のお休みはずっとやろうと思っていたドイツ語の勉強をするぞ!!!」と思っていたのに、
「そういえばアレどうなったかな?」とか「あれ、ここちょっと掃除しなきゃな」とか「眠気覚ましに5分だけゲームしよう」とかやってたら、いつのまにか時間が過ぎて…
「あれ…ドイツ語の勉強を午前中にやろうと思ってたけど…まぁ午後でいっか…」
「友達から連絡が来た!返信しよう(←これで15分くらい=1時間の1/4使う)」
「なんか眠くなってきたなぁ…お腹空いたなぁ…」
「急用が入った!(ドタバタ)(1時間くらい平気で経つ)」
とかやってたらもう日が暮れて、ドイツ語へのやる気はどこかに旅立ってしまった。
というか、ドイツ語のことは夜になって思い出した。
「そういえば、今日はドイツ語やろうと思ってたなぁ…」
「今日はいろいろあって疲れたから明日やろう」
という感じで…
日々のできごとでついつい後回しになってしまったり、忘れてしまったりします。
その「忘れる」を対策するために使えるのが「合図をしこむ方法」です。
しこむべき「合図」とは、「目標を思い出させてくれるもの」です。
たとえば、ドイツ語の勉強なら、もう絶対自分の目につくところに、ドイツ語の本をドーーーン!!!を広げて置いておく。
そうすると、ささいなトラブルに脳が全注意を持っていかれていて、ドイツ語のことなんかすっかり忘れているときでも、机の上に「これでもか」というくらいドーーーン!!!とドイツ語の本が置いてあったら、「そういえば、ドイツ語の勉強しようと思ってたんだった。」と思い出せます。
さらに、本が開いてあれば、一瞬で「さっと目を通すだけ」「さっと拾い読みするだけ」ができます。
おや?これって…
「まずは5分だけ手をつけてみる。そうすると、やる気が出てきて『気づいたら2時間経っていた』ということになる!」の「まずは5分だけ手をつけてみる」に、手を伸ばしやすい気がしませんか?
この最初の小さな1歩、「とりかかればやる気は出る!」の「とりかかれば」が、「合図=ドイツ語の本を広げて置いておく」だけで、カンタンにできる気がしてきます。
ドイツ語の本が視界に入る→自分の目標(「ドイツ語の勉強がしたい」)を思い出す→「さっと目を通す=とりかかる」
1分だけでもとりかかることができれば、おまけ的にその後の「集中する1時間」が手に入るかもしれません。
ドイツ語の本が「合図」になって、目標達成の手助けをしてくれるんですね。
余談ですが、自分は、「とりかかればやる気は出る」と紙に書いて、見えるところに貼っています。
「やる気出ねぇ~~~」ってなってる時に「とりかかればやる気は出る」の紙が目に入ると、「そういえば、人間って、そうだった。」と思い出して、のそのそ作業にとりかかる…という確率が上がっています。のそのそですけどね。
方法②わざとキリの悪いところでやめる
1つ目の「合図をしこむ」方法も強力ですが、この「方法②わざとキリの悪いところでやめる」もめちゃくちゃ頼りになる方法です。
【方法①合図をしこむ】では、ドイツ語の本を目立つところへ置いたり、「ドイツへ旅行するために、ドイツ語を勉強する!」と目標を書いて見えるところに貼ったり。
これで、「合図」さえ目に入れば、目標を思い出し、とりかかる確率が上がりました。
さらにもっと「とりかかる確率」を上げたいと思いませんか?
めちゃくちゃ強力な方法があります。
それが、「わざとキリの悪いところでやめる」方法です。
「キリのいいところでやめよう」とするのはやめて、「わざとキリの悪いところでやめる」のです。
「え、そんなの気持ち悪い!」と思われるかもしれません。
その「気持ち悪さ」がカギです。
人間は、【完結・完了していないもの】をよく覚えている生き物です。
たとえば、「やった後悔(結果はどうあれ自分の中で完結したこと)より、やらなかった後悔(自分の中でまだ完結していないこと)」のほうが、人生の最後まで大きくひきずったりします。
「あの時チャレンジしなければよかった」より「あの時チャレンジすればよかった」のほうが、自分の中に大きく残ります。
また、やりかけの用事があると「早く終わらせたい」と思いますよね。
いつまでも宿題が残っているような気持ち悪さがあるので、終わらせるまでは気になってしまいます。
さらに、人間は「重要なタスク」よりも「〆切が近いタスク」を優先しがちです。
「重要だけど〆切が遠いタスク」より、「ぜんぜん重要じゃない、やってもやらなくてもいい、どうでもいい、ささいなことだけど、〆切が近いタスク」を優先してしまうのです。
自分にとってもっと重要な目標(家族との絆を深める、夢や目標のための勉強をするetc…)があるのに、どうでもいい「急用」のほうにどんどんとりかかりたくなってしまうんですね。
もし本当にすぐ終わらせられるような用事なら、先延ばしにしないで、とっとと片づけたほうが、重要な目標に集中できます。
しかし、「ささいな急用」が多すぎる場合は、「どうでもいいことに追われているうちに、人生が終わってしまった…」とならないように、しっかり見直した方がよさそうです。
と、ここまでかなりマイナスなイメージのたとえばかり挙げてみましたが、この「未完の気持ち悪さ」は自分のために使うことができます。
これが「わざとキリの悪いところでやめるテクニック」です。
テクニックなんてこじゃれた言葉を使いましたが、やることは単純で、ほんとに「キリの悪いところでやめる」だけ。
たとえば、【小説を書く】という場合…
「今日はもう書くのをやめて、明日にしようかな」と思ったら、
『僕はその鳥に名前をつけることができなかった。』
まで書かずに、
『僕はその鳥に名前』
で、やめちゃう。
…気持ち悪ぃ~~~~~~~~~~~~~~!!!!
めちゃくちゃ気持ち悪ぃ~~~~~~~~~~~~!!!
『僕はその鳥に名前』で終わらすな!!!!!
最後まで書け!!!!!!!
お願いだから、マジで頼むから最後まで書いてくれ!!!!!!!!!
…という感じで、こうしとけば明日はもう「小説の続き書きたい続き書きたいさっさと書きたい早くあの文を完結させたい」てなります。
うん、例えとして書いただけのに、今めっちゃ書き足したいもん。『僕はその鳥に名前』。
まとめ
というわけで、
「とりかかる確率」を上げる方法
①合図をしこむ
②わざとキリの悪いところでやめる
でしたー。
たぶん、とりかかれば自然とやる気は出るというか、お呼びでなくても勝手にやる気の方からやってくると思います。
人によってはこの方法が合う・合わないあるかと思いますので、試す・試さないはご自由にどうぞー。
参考になりましたら嬉しいです!
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