ママの、いじわる 断乳の記録
いろいろなところに散らばっている息子の成長や子育て日記、少しづつまとめたものです。時系列ではないかもしれません。また途中で思い出した内容も綴ったりする予定です。※息子は2005年9月生まれです。
2007年01月11日
断乳しなくちゃいけなくなりました。
もう確かに1才3ヶ月なわけで、全然、時期としてはOKだし、夜しか飲んでないし、栄養だって関係ないし、誰が聞いたって断乳にたいした障害もないのですが。
でもやっぱり辛い。
たぶん「おっぱい」は「ママ」より愛されていて、最近じゃ家に帰るなり洋服の襟もと掴んでひっぱる。「あーーー!(はよぅ、出せ)」って。
ミルクじゃなくて、心のよりどころ。
精神安定のためのアイテム。
…そんなに好きなものを、取り上げなくちゃいけないのはやっぱり辛い。
「ごめんね、あげたいんだけどね、今日はあげられないんだ。悪いおっぱいだから。先生が駄目っていったから。ないない、だよ。」
けれどそんな説明なんて分かる分けもなく、分かったって納得する訳もなくて、襟元をひっぱって、顔真っ赤にして、嗚咽している。
どうしてくれないの、どうしてくれないの。
ママ、どうしてくれないの、どうしてーー!!
声にもならなくなって、ひっくひっくして、目を閉じて震えて。
そして目を開けると目の前に母ちゃんが見えて、おっぱいを思い出して
なんでくれないの、どうしてなの、
ここにあるんじゃないの、これじゃないの、
なんでいじわるするのーーーー!
服の上から掴んで引っ張って、また大泣きをする。母ちゃんは離れていた方がいいのかなと思ってすこし離れるとぐしゃぐしゃな顔して起き上がって、泣きながらついてくる。
ママ、ママ、ママ、ママ
いかないでいかないで。
ちょうだい。
どこかで読んだ話だと、断乳を決意したお母さんに
なんとか心改めてもらおうと、わんわん泣きながらダイスキな本を持って来て、「読んで」じゃなくて、つまり「これあげるからお願い、おっぱいちょうだい。」って眠る時間を過ぎても眠らずに目を真っ赤にしてお願いされたって。
息子にとってみたら、おっぱいくれないのはとつぜんの「ママのいじわる」。自分がこんなに欲しがっているのに、すぐそこにあるのに、ママは隠しちゃって僕にくれようとはしない。
いつもはあまり触らせない大好きな携帯電話を渡して「ほら、パパに電話してみようよ。」と言ったら、携帯電話を奪って、放り投げた。
こんなのでごまかさないでっ!!!!
まるでそんな感じ。先生の言葉が脳裏に浮かぶ。
「抗生物質は乳にでるから、与えると子供に湿疹ができたり子供が吐いてしまったりすることがあります」
あげられない。頭痛がひどくて抱くのもままならない。
ごめんね。手を伸ばして頭を抱えたら、両手をつっぱって抵抗された。
やだやだやだやだ、もうやだーーー!!
結局1時間泣き続けて、哺乳瓶でミルクをあげたらようやく飲んで、
飲み終わってもしくしく泣いて、布団に大きな涙のシミをつくって、さっきやっと眠った。
でもね、
いじわるなママのおっぱいは、本当はキミを待っていて、もう少したつときっとパンパンになって、きっととても痛い。
いじわるなママのおっぱいは、キミの泣き声をちゃんと聞いていて、本当は反応して、しくしくする。
断乳1日目。
息子は寝たのに、時々起きて泣いています。
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