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鳴る、響く、応える。-竹内朱莉2021年バースデーイベントDVD感想-

竹内朱莉さんのバースデーイベントのDVDがキター!!!ケロンヌもようこそ!!

待ってた。待ち焦がれていた。
イベントがあったのが11月、5か月間待ったよ。待ちにまったよ。DVDのプロモーション動画を何回も見にいって慰めてたよ。やっと、やっと…!!

ってことでDVDを何度も繰り返し見た感想という叫びを再び。


ちなみに、バースデーイベント1部参戦の感想はこちら


美しい…DIVA


まず、斜め前カメラありがとうっ!!

美しい あぁ美しい 美しい すき
(恋、いや故意の字余り)(やかましいわ)

正面からの画質も揃えてよ!と思ったけれど、斜め前からの映像はバックが袖の暗闇なので竹内さんの輝きが浮き彫りになっていただけかもしれない。カメラのことはよくわからん。何にせよ、カメラさんGJよ。今年もよろしくね!!

ところで、配信の方が画質が綺麗だったことない?

現場と円盤で一番違うのは音なのかな。現場では音圧に何度も腹パンされたけど、円盤ではそれはない。優しいね~。

DVDや映像配信などで優しさときらめきを感じ、それを求めて現場へ行くとギラギラに当てられ音圧のボディーブローでKOされてまう。わかるわかる。ハロプロあるある。


以下、セトリ順に


「今夜だけ浮かれたかった」


竹内朱莉の歌で真っ向勝負。オリジナルな歌声。
テクニックの変化球ではなく、剛速球ストレートをぶん投げてきた感。
そのムキ出しな強さ。単純に声の圧がすげぇ。
ストレスなく聴いちゃうから気づかせないけど、リズムもバッチバチ。

竹内さんのスキルは気づかせない。ドヤることなくさらりと難易度高いことをやっている。ステルスなスキル。
ノイズがないからストレスがない。引っかかるフックがないから、逆に目に止まりづらくなる。そこかしこにあるテクニックに気付けない。

けれど、見続けてきたファンへは確実に届いているし、長年のファンもその凄さを見極められる。信頼ある相互関係。そういう意味ではとてもハロプロらしい人だなぁと思う。

序盤からハイスキルをぶっ放している中で「気づいてくれなきゃイヤイヤ」の艶よ。
パワフルボーカル「気づいてくれなきゃ」からの「イヤイヤ」が超キュートで胸のハートにいくつも矢が刺さる。私のハートはすでに針山。

剛柔併せ持つってどうなってんの? 切り替えと出し入れ自由か。

こちらで少しだけ聴けます。いいから聴いて!


「笑顔」


ステルススキルな竹内さんでも、その難易度の高さが伝わってくる曲。
高音部を俯き気味で歌う。歌声がうわずって飛んでいかないよう抑え込んでいるよう。バラッドの「雪の華」でもそうだった。

己の身体全部を楽器にして、どう鳴らすのか向き合って歌っているように見える。身体で歌う人だ。
出る出ないで言えば出せる音域じゃないかと思う。もし今後歌い込んでコントロールできるようになったら一体どうなるのか。育ててまた歌ってほしい。折に触れて歌ってほしい。そんな曲。
その時々の竹内さんの「だから負けないで ひとりじゃないから」を抱きしめたい。

けれど、現場の音圧がすごかったのでDVDの音は少し物足りない。現場では歌声の声量とパワーに圧倒された。鳴っていた、響いていた。

ソロだからこそ反射して返ってくる自身の歌声もよく聞こえていたと思う。あれぐらいの箱はまだ余裕だったよね。
恐らく1部で出力のボリュームと調整は身体にインプットしたのではないかと。円盤で聴いても1部より調子が上がってる。さすたけ。恐ろし。

あー、2部も現場で聴きたかった!!
1部では、ずっと聴いていたいと思いながら、すごく拍手したかった!!歌っている途中で早くも心の中でスタンディングオベーション。拍手することをずっと待ち構えていた。1部であれだけ割れんばかりの拍手だったから2部もすごかったんだろうな。私も拍手を送りたかった。震えたかったよ!!!


「come with me」


2部のセトリ、ゴリッゴリのつよつよ。
なにこの難曲の並び。どれもメインを張れるものばかり。

この鬼リズムも笑顔で乗りこなしていく。裏拍を気持ちよく聴かせてくれる。1部では緊張していたようだったのに、この2部では余裕を感じた。適応が早いですよぉ~!

この曲は体感が速い。あっという間に終わってしまう。


「好きって言ってよ」


はいっ、大好きな「好きって言ってよ」きました!!
しかもダンスまで。
さすがハードでクールなダンスをしながら歌もぶちかますアンジュルムのリーダー。踊りながら歌っても、歌声もリズムもブレない。喉が強いと言うけれど恐らく肺も強い。肺活量を知りたい。推しの肺活量を知りたい。Dマガで計測してくれないだろうか。

ちゃんと踊っているのに余裕があるように見えてしまうマジック。ソロだから、バチバチにアクセント強めではないけれど当ててはいるから気持ち良く見れる。好き。

juiceの湿度高めな歌い方より、リズムのエッジが効いて少しロック。かっこよ!! サビの声量よ。まさにボーカリスト。

juice曲は聞かせるタイプのものが多いから、竹内さんの声の良さと歌のうまさを堪能できる。他にも色々聞きたいなぁ


堂島孝平さん登場


堂島さんがキターー-ッッ!!! ホントに来てくれた!!

このDVDのメインイベント。届くまでの半年、これをずっと待っていた!!
絶対お忙しいのに、竹内さんとの約束を果たすため来てくださって嬉しい。ありがとうございます!!

竹内さんのメンバーカラーのブルーにまとめた花束を「私からというか…、みなさんの気持ちを込めて…」と渡す堂島さん。なんて謙虚で多方面に気配りのできる人なのか。お仕事の依頼が多いのもうなずける。
アーティストとして大先輩なのに、ファンとしての姿勢を崩さず毎回とても丁寧に接してくださる姿を見て私もこうありたいと思う。

あと、事務所はちゃんと話を詰めておきなさいよ。
堂島さんから確認していただけなかったら、このセッションはなかったかもしれないじゃん。


「七転び八起き」


ギターとのセッションに緊張しているようでテンション高めな竹内さん。
「ねぇすごくない!?」って早口で会場に語り掛けるのかわいいかよ。
堂島さんの準備ができて、「では、しっとり聞いてください」と照れくさそうに笑う竹内さんは超かわいいけれど、七転び八起きをしっとり聞く…?? と若干の疑問を抱きながらスタート。

ギターのイントロが、ちらっと弾いてくれたなまたけの時より進化している。堂島さんすごい。やるとなったらしっかり準備してくれている。プロのお仕事。

椅子に座ってリズムに乗りながら歌う竹内さんがさりげなく強い。え?ギターとのセッションで歌うのって、なまたけからまだ2回目よね??
座っていても、この伸びやかな発声。さすたけ。

堂島さんのギターもこれまたさすが。
竹内さんの歌声に寄り添い、支え、時に手を差し伸べエスコートするかのような演奏。間奏のギターソロではしっかり聞かせて、竹内さんが歌えば引き立てる。プロの技。自身もアーティストでありながら、他のアーティストのサポートギターもされる堂島さんの腕っぷしの強さよ。

竹内さんが珍しく「回り道でも」の入りを間違え「あ、やばっ」ってお顔になるのも so cute。それでも慌てずリズムを崩さないまま堂島さんのギターを聞き、入るタイミング直前で堂島さんと顔を見合わせ、うんって頷き合って歌い出す。ここ最高。これぞセッションの醍醐味。

堂島さんのリードと、それをしっかり受け取って音楽を途切れさせない竹内さんの力量。このハプニングを難なく乗り切った二人からは笑みがこぼれ、まさに「強いって楽しい!!」を体現。良いものを見た。あぁ生で感じたかった!!

ラストの「七転び八起き」のウィスパー、イヤホンで聴くと膝から崩れ落ちます…… (推奨)
しかもマイクに内緒話するみたい手を添えて歌うの。それかわいすぎるやん~~……

っつーか、「七転び八起き」を一人で歌うの強すぎな。


「忘れてあげる」


堂島さんのような方とお仕事できるのって嬉しいなぁ。
だって、竹内さんがどんどん吸収して対応してる。

歌い出しの声の艶よ。
それも、堂島さんによるイントロの音色あってこそ。この音色を受けての艶やかな響きの歌声。

堂島さんが竹内さんの歌声に寄り添って演奏するように、竹内さんもまた堂島さんのギターのリズムと響きにチューニングしていく。そして堂島さんがその竹内さんの歌声にさらにギターで応える。

どちらも自己主張のアクは強くない。
互いの音をしっかり聞いて同調させながら相手へ差し出し、そして応える。音楽のキャッチボール。
ドッヂボールの女王だけれど、決して相手にはぶつけない。受け取りやすいナイスボールを投げ合う。

客席に人が入ることで会場の響きもリハとは変わるはず。
本番で歌いながら響きをコントロールしているんだろうな。歌うほどに響きが増幅していく。さすたけすぎるんよ……好き…

この曲はしっとりしていながらリズム感がないと歌が映えない。堂島さんのリズムを粒立てるようなギター演奏が素晴らしい。もちろんリズムをしっかりキープしながら歌う竹内さんも。体内でしっかり刻んでいるリズムを表には出さない。だから歌にバラードのような艶を感じさせる。

こちらも少しだけ聴けます。素晴らしいセッションなのでぜひ!!
(頭出ししてあります)


「私の心」


いやだから、どんどんアジャストされていくんだけど。
この曲は、堂島さんのギターのエスコートに唸る印象。
あ、でも1番サビは竹内さんが先導したようなイメージ。

この曲の歌声、めっちゃ好き。張りを抑えて響きで歌う。

ラストの「見てくれない…」の儚さは、その直前の堂島さんによるギターのエスコートに応えた満点。二人で音楽を作っている。そんな竹内さんの姿を見せてくれる堂島さんにはマジ感謝しかない。(言葉遣い…)
ありがとうございます!!


「君だけじゃないさ…Friends」


セッションのラスト曲。
なまたけで披露したものも素晴らしかったのに、大きくブラッシュアップ。
そして、この日4曲目のセッションで竹内さんのエンジン温まりまくり。
堂島さんのギターへの同調と会場の反響のベスト位置を見つけて出力している感じ。

そんな竹内さんの歌声を受けて、少し引いて歌声を際立たせるような演奏にスイッチする堂島さんの素晴らしさ。竹内さんの歌声を堪能させてくれる。

そう、この日は竹内朱莉さんのバースデーイベント。
客席が何を見たくて何を聴きたいのかを理解している振る舞い。大人でカッコいいな。

ここまで竹内さんを引っ張り上げてくださって嬉しい。
耳が良い竹内さんは良い演奏を聴くことで己も高まり研ぎ澄まされていくように見える。そして「個」より「チーム」を優先する人だから、完全ソロより「誰か」と一緒に創り上げる方が火が点くのだと思う。

こんな最高な歌声を聴かせてくれて嬉しい。DVDでこれなら生は相当すごかったことでしょう。あぁ、つくづく入りたかった……

こんなすごいことをサラッと、ファンしか見れない限定イベントの、しかもたった1公演しかやらなかったという事実。

ウソでしょ??
これ、ツアーでやるやつでしょ??
初めての試みで、リハだって当日しかやってなくてコレでしょ??
時間かけてリハして、ツアーでライブを重ねたらどうなるのよ。

できる人同士を掛け合わせたら「やりましょう!」「はい」の軽やかさで、ここまで仕上げてしまう。
だからと言って事務所はそこに甘えないで、スケージュールを抑えさせてもらって、じっくりやってくださいな。これっきりにしないでー--!!!!

堂島孝平さん、ありがとうございました!!
ファンとして客席側から見たい気持ちもおありでしょうが、できることならまたセッションの機会がありますように。今度こそ生で聴きたい!!

こちらもすこーしだけ。↑の続きですが。うっとり。好き。
(頭出ししてあります)


「キャンパスライフ」


歌声がきゅるきゅる。ツヤツヤ。
堂島さんとのセッションを経て、喉と出力コントロールは万全で無敵。

この曲は歌い込んで制御できている感じ。自分のキーにも合っているのかな。あまあまなエンジェルボイスにとろける。

かつて歌ったことのある曲。
昔からのファンは歌声の遍歴も堪能できるんだよなぁ。それってなんて素敵な時間の流れなのか。長く活動しているからこそ、得られる幸福。改めてアイドルで在り続けていてくれることに感謝したい。

まぁ、↑で見てますよね。でも一応貼っておく。
良いものは何度見てもいいですからね。


特典映像

「カタオモイ」

1部のみの曲。
円盤は2部の映像だったから1部のみのこの曲は収録されていないと思ってたら、有識者から「特典映像で入ってますよ」と教えてもらいました!! なななんですとっ!?!?

まさかメニューページに2ページ目があったなんて!!
確かによく見たら「NEXT」ってあったね。でもさ、円盤を起動させて再生したらこの特典映像は再生されなかったからさ、スルーしちゃってたよ!!

「PLAY ALL」で特典映像まで流れるようにしてくださいっっ!!(要望)
みなさんは、特典映像があることってご存じでした??(恐らくご存じ)

キュートな歌詞のロックが似合う。声にも合っている。恐らく本人の気質にも。竹内さん自身もニコニコ笑って歌う曲が好きなんだよね。
キュートなロック。まさに竹内さんじゃないか。Bouno!曲いいなぁ。他も聴きたい。

かつて Juice=Juice の「Vivid Midnight」が好きとおっしゃっていたけれど、歌ってくれないかなぁ。ああいったかわいい曲もたくさん歌ってほしいな。

竹内さんってアンジュルムの強めの曲でも笑って歌ってたりして、それがまたいかにも余裕ある強者って感じで好き。後輩達がバチバチに決めてる中、笑顔のリーダー。その凄みと圧よ。好き。


「がんばれないよ」


こちらも1部のみの曲。
とても好きだったので、特典映像で入ってると聞いて飛び上がった!!
ありがとうアップフロント。色々言っちゃうけど好きやで!!(cashなヤツ)

なまたけでこの曲を好きだと言っていたから歌い込んでいたと思われる。緩急のコントロールができていたイメージ。

とにかく、Aメロ。Aメロで落ちる。
声の張りを抑えて柔らかく響かせ、語るような歌声。
ただ力を抜いてボリュームを落としているのではなく、力のこもった渾身のピアニシモ。

声量を抑えても響きは充分で、語るような歌声を聴いてオタクは勝手に受け取ってしまう。前日卒業したかなともを想っていたかもしれない。それはまた別の話かもしれない。想像しては、オタクごときには立ち入れないと踏みとどまる。

明るくて気さくで親しみやすいけれど、その反面で踏み入ることのできない聖域を持っている人。彼女達だけが知っていればいい場所がある。

そうやって私は線引きをされたい。
ステージと客席。アイドルとファン。プロフェッショナルな対応をしてくれる、この関係性がたまらなく好きです。

ぽつりと呟くようなAメロは抱きしめてあげたくなるような(スタッフさん剥がして!)心細さを滲ませ、そこからサビの「がんばれないよ」へかけての盛り上がり。そうしてまたピアニシモへ。物語を読むように歌声に聴き入った。



総括


自分のファンの前だと信頼してさらけ出してくれる部分があるよね。
歌いたい、歌ってみようかな? って気持ちが伝わってくる。

MCで客席に話しかけるトーンの柔らかさ。ツッコむ人がいないから、時折本来の資質のかわいらしさも滲み出て。ファン以外はこんな姿を知らないんじゃないかって思う。こんなにかわいらしい人なのにね。

両サイドからのカメラワークは画質も良くて最高。ビジュアルうつくし…。
バーイベの時期は毎年お忙しいので日程に余裕があれば…って思わなくもないけど、歌いっぱなしのシーズンだからこそ逆に良い部分もあるのかな。

けれどやはりスケージュールに余裕を持たせてあげてほしい。いくら体力があって喉が強くても、消耗しないわけではないのだから。何かあってからでは遅いから。


とにかく。

竹内朱莉さん、お誕生日おめでとうございました。
バースデーイベントなのに、こちらが受け取るものが多すぎます。
どうか健やかで、あなたにとって日々が楽しく幸せでありますように。
今年のバースデーイベントも参加できたら嬉しいです。


ところで!


ねぇ、これが半年前ってご存じ???(現在 2022年6月)

つまり、今の竹内朱莉さんはこのDVDより進化しているのよ…??
訳わかんなくない??
今でさえ「竹内最強!」なのに、まだ武器を増やそうとして日々自己鍛錬していらっしゃるという…。

そして、来る6月15日の日本武道館では「新しい姿」を見せてくれるって宣言している。これはもう予言。やると言ったらやる人。

( この美しいオールバックハイポニテを見よ )

え、マジどうなるん?? 歴史が変わるん??

っていうか、アンジュルムを見るなら今でしょっ!!

未来で「PERFECTION期」「竹内期」として語られる日々となる「今」の目撃者となりませんか??

アンジュルム CONCERT TOUR -The ANGERME- PERFECTION
2022年6月15日 日本武道館
チケットはこちら ↓


おいでよ! アンジュルムの沼 !!竹内朱莉の沼!!


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