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《悪徳美容外科対策》最低限身につけておきたい知識①


なぜ事前に身につける必要があるのか

「そんなことしなくても、美容外科側が教えてくれるでしょ?」と思いますよね。悲しいことに、悪徳美容外科は適応よりも"利益が第一"。無知に漬け込んでアップセルをします。百歩譲って『単純に量を増やして本当にその施術をする』ならまだしも、『明らかに適正な量を超えて(できない量)を勧め、お金だけ取って一部しかやらない』ことがあるのです。

ある程度の知識をこちらが身につけておけば、ドクターやカウンセラーがおかしなことを言っていることや説明不十分であることに気づくことができます。

どういったことを事前知識として知っておけばよいか、その他悪徳美容外科の被害に遭わないためにどうしたら良いかなど詳しくはこちらの記事に書いてます。↓

全ては悪徳美容外科のカモにならないようにするためです。

施術金額の相場

『明らかに高い=ぼったくられている・安すぎる=その金額ではおそらくできない』などの参考にしてください。もちろん全て目安になりますので、これより高いor安いから一概に悪い訳ではありません。

二重埋没…10〜20万
二重全切開/眼瞼下垂…25〜35万
目頭/目尻切開…20〜35万
裏/表ハムラ…35〜45万
目の上/下脱脂のみ…10万
目の上/下たるみ取り…35〜50万
眉下リフト…35〜50万
糸リフト…10〜30万
小鼻縮小/鼻尖修正/耳介軟骨…35万
鼻中隔延長…60万
鼻/顎プロテ…30〜50万
(随時更新します)

施術に対する適正量

※左右がある箇所は両側で記載(片側はその半分の考え方でOK)
※あくまで目安です。
※心配な方は最低量から始めてみてください。

ボトックス

額(上/中)…各3~5単位
眉上…各3~5単位量
眉間…8~12単位
目尻…8~12単位
目の下…6~8単位
鼻根/鼻背/小鼻…各6~10単位
ガミー…4~8単位
口角…4~8単位
人中…4~8単位
顎…8~10単位
エラ…50~100単位
ふくらはぎ(内/外)…各50~100単位
ワキ(多汗症)…50~100単位
肩…50~200単位

太字にした4つは、他の箇所より単位数が多く必要です(つまり、アップセルされやすい)。
わたしはいつもエラ50ワキ100肩100でやります。
ふくらはぎはこの表記だと、内外に100ずつやったら200になりますが、とても張っていたら400入れることもあります。

ヒアルロン酸

額出し(丸くする)… 4~8cc
額のしわ…1~3cc(線一本に対し1ccくらい)
こめかみの凹み…2~4cc
眉間…0.5~1cc
目尻・目の下のしわ…各0.5~1cc
涙袋… 0.1~1cc
目の下のクマ(眼窩縁)…1cc
ゴルゴライン… 1~2cc
鼻根…0.2~0.5cc
鼻筋… 0.2~0.7cc(鼻根と合わせて1cc程度)
チークライン…1~2cc
ほうれい線…1~3cc
マリオネットライン… 1~3cc
頬下のコケ…2~4cc
唇(上/下)…各 0.5~1cc
顎… 1~2㏄

実際に何cc入れて自分が満足したか把握しておくと、別のクリニックに行く時に要望を伝えやすいと思います。
少量しか使わない箇所について、大手美容外科は"量ではなく箇所"で金額が決まっていることが多いです。

麻酔の種類

鎮痛…痛みを抑える
鎮静…ぼーっとさせる

・表面麻酔
クリームを塗ったりテープを貼ったりする。真皮層まで届き、注射や美容皮膚科の施術で使う。(鎮痛)

ハイフや脱毛で表面麻酔を使うクリニックもあるようですが、ハイフの多くはSMAS層まで届くため表面麻酔では効きません。また、脱毛に関しては強いパワーで照射されていることに気づかないため、火傷のリスクが上がるため危険です。

・笑気麻酔
鼻や口からガスを吸ってリラックスさせる。これだけでは強い痛みを抑えられないので、ほとんどの場合補助的に使われる。(鎮静・鎮痛)

大手はどこも手術といえば笑気!という感じですが、局所麻酔だけでも充分鎮痛効果はあります(わたしはほとんどの手術につけていません)。必要がなければ「体質的に合わなくて気持ち悪くなるんです…」で断ることができます。特になくても良いかなと思う方は多少の節約になりますよ。

・点眼麻酔
目元の手術の時に目薬をさすようにして使う。(鎮痛)

・局所麻酔
注射で局所的な効果が得られる。ほとんどの手術で使う。(鎮痛)

・ブロック麻酔(伝達麻酔)
神経の根元に注射する。局所麻酔では十分に痛みをコントロールできない場合に用いられる。比較的短時間の施術(リップや額のヒアルロン酸など)や手術で使う。(鎮痛)

・硬膜外麻酔
背中の下あたりに管を挿す。首から下の手術に対し高い鎮痛効果が得られる。身体の脂肪吸引や豊胸で使う。術後長時間痛みを感じにくくしてくれる。(鎮痛)

下手なドクターだと何回もブスブス刺されて、とても痛かったりします。

・静脈麻酔
点滴で半分意識を残したまま眠らせる。健忘作用により治療後には治療中のことを忘れてることが多い。全身麻酔に比べると身体への負担が少ない。(鎮静)

目元の手術をする場合、基本的には手術中に目を開けた状態の確認をします。静脈麻酔をしていると半分眠っているため、その確認ができなくなります。つまり、目元手術で静脈麻酔を勧めるクリニックやドクターはやめたほうがいいです(仕上がりどうこうより自分が相当怖かったらつけてもいいと思いますが、おすすめはしません)。

・全身麻酔
点滴で完全に意識がなくなる。自分で呼吸ができないため、人工呼吸器と麻酔科医が必須。(鎮静・鎮痛・筋弛緩効果)

わたしがS南で全身麻酔を使う手術をした時、麻酔科医の在籍を確認したところ「普通は必要だが俺の場合必要ない」と謎の答えが返ってきました。

あくまで参考程度に

その方の状態によって適応量は変わりますので、あくまですべて"参考程度"に捉えてくださいね。

また、施術方法や施術に対するリスクを一つ一つ全てわたしが記事にするのは難しいので、そちらは基本的に自分で調べましょう。
もちろん、みなさまが施術することが多いような内容はこれから少しずつ記事にしていくつもりです。

(なお、こちらの記事も随時更新していきます。)

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