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世の中は移りゆくから。

大変だ。
私、世の中についていけてない。

先日、国立科学博物館に行ってきた。
特別展のチケットは日時指定の予約制だった。
(当日枠も一応あるらしい)

私はクレジットカードが嫌いなので、コンビニ払いにしたい。

じっくりじ~っくり予約サイトを読み込んで、コンビニでチケットを買う。
そして家に帰ってからネットで日時指定予約をする。

しかし気づかぬうちにカード払いのところを選択していて、なかなか予約が終わらない。
30分くらい格闘した。
ネットで検索もしたけど、他に予約できずに困ってる人はいないっぽい。

PCがダメなら、と今度はスマホでチャレンジ。

操作画面の見え方が少し変わったことで、支払い済みのところを選択しなければいけないことにようやく気づく。

てへぺろ。

また別の日。
映画を観に行こうと思い立つ。

すでに公開は始まっているが、できればチケットショップで安く買いたい。
ときどき見かける「ムビチケ」というのがそれに違いない。

しかし「ムビチケ」のなんたるかを、実は知らない。
「ムビチケ」のサイトをじっくりじっくり読む。

分かったような気がする。たぶん分かった。でも心配。
状況を説明してダンナにも「ムビチケ」のサイトを読んでもらう。

ダンナが「たぶんこれでいいんじゃない?」という。
そのあと、もう一回サイトを読み直し、さらに時間をおく。

お風呂に入りながら、つらつらと考えるともなく考える。
ドライヤーをかけながら、やっと腑に落ちる。

なんだ。
つまり電子版の前売り券じゃん。

私の世代は紙の前売り券が一般的だ。
それがいつのまにか電子になってたんだ。

そのうえイマドキの映画館は指定席制になっている。

前売り券がまぶしく光り輝いていて、よく見えないと思ったら、電子と指定席に彩られていた。
なるほど。

前売りも、電子も、指定席も、いずれも抵抗はない。
でも束になってかかってこられるとダメだった、というわけ。

腑に落ちたのでチケットショップに行った。
運よく2枚、手に入った。

その足で映画館に向かう。
自動販売機(?)で座席を指定する。

支払い済みの選択肢を選ぶ。
よしよし。
科学博物館の予約時の失敗は繰り返さないぞ。

チケットショップで買った電子前売り券を出す。
「裏面のQRコードを読み込ませてください」

ぐわ!QRコードのところ、銀色のやつを削ってなかった。

慌てて小銭を出して削る。

後ろに人が並んでいて焦る。

QRコードを読み取り部分にかざす。
読めない。
かざす。
読めない。

QRコード部分を確認する。
消えかかってる・・・。

慌てて削ったせいか、銀色だけでなく肝心のQRコードまで削ってしまった。

あわわわわ。

慌てて自動販売機から離れる。

フロアの案内係のおねえさんに即、捕まる。
「どうされました?」

なんでそんなに早く私が困ってることに気づくの。
もしかしてさっきからずっと見てた?
この人、絶対なにかやらかしてるわーって、思ってた???

「QRコード、削りすぎちゃってェ…」なんですぅ。

すみやかに人間のいる受付に案内された。
アリガトウゴザイマス・・・。

二日続けてやらかしたので、私は決めた。
ずっと目を背けていた、なんちゃらPay。

あれにチャレンジする。

常用するかはともかく、分からないままにしておいてはいけない。

年をとればとるほど、新しいことにチャレンジするのが億劫になる。
そして分からないことが束になってかかってくると、何をする気力も失せてしまう。

今のうちにやろう。
これからの人生で、今が一番若い。

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