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週報19|街ブラ生誕祭 / 過密娯楽 / いつかの本屋で

240506-240512

土曜日に32歳になった。リアリティのある数字だ。ゴールデンウィーク明けでポヤポヤした日も続く中、原稿書きに復帰しつつ、工房や街の仕事で忙しく、その合間でお祝いをいただいたりして嬉しい。暇すぎるとダメなのだが、ハイパーピンボール理論、あるいは葛西臨海公園のマグロのように、ゆるやかでも動き続ける方が僕の性に合っている。いい誕生日だった。

髭を伸ばし始め、友達の結婚式で一部そり、全剃りじゃない選択肢があってもいいのでは?と思いシェーバーを注文した。夏に向けてすね毛なども剃りたかったので、それも合わせて購入。俺たちは毛を失うために金を払っている。自分へのプレゼントじゃないが、日曜日には朝から近所でコーヒーの飲み比べ、新宿でオッペンハイマーを見て、アカシアでロールキャベツを食べ、こたけ正義感と街裏ぴんくの漫談会を見に行った。ノーランと街裏ぴんくは連続で摂取したので脳がヤバい。過密な1日だった。

本の告知を出しました。校正はほぼ完了し、あとは黙々と外装をファブリケーションするのみ(多分結構大変なのだが)。牟田都子さんの『文にあたる』を再読し、文章をめぐる心の機微の解像度が上がる。新宿の空き時間に紀伊國屋に行ったら、この膨大な本たちがすべて著者編集者装幀家校正者印刷会社等々の手を経て産み出されていることを想像してゾワゾワした。ここに並べるような何かを生み出せたらと思う。

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