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週報12|渋谷の空白学 / 香感覚で遊ぶ / 大島初探訪

2400318-240324

月曜日、渋谷でイベントの取材。午前と夕方に分かれていたので、合間に結構な時間ができた。一度家に帰るのも、コワーキングスペースに課金するのもなんだかなという気持ち。昔ならミスドで粘っていたかもしれないなと思いつつ、たまたま目に入った映画館で『落下の解剖学』を見た。興味と時間の具合がテトリスのようにはまり、自由を謳歌した。

原稿仕事を数件進めつつ、工房ではイレギュラーな時間の利用や、新たな制作相談なども受ける。週末には人がたくさん集まり、とても良い雰囲気が流れていた。ところどころ機材のメンテナンスが必要になってきており、営業開始から70日を超えた時間を感じる。「ウォータージェットカッターが今アツい」という話を二人から聞き、金もないのに物欲を刺激されている。

水曜祝日、仕事もしつつクラウドファンディングで支援した「香感覚」のプレイ会に参加。制作チームに知り合いがおり、クラファンの告知を見て呼吸をするように支援した。近所の長屋で始まった本棚企画も同様。クラファンは呼吸、そして精神の安寧だ。匂いをテーマにしたゲームは新鮮で、具体に結びつけないような選択が大変だったという話に目から鱗。曖昧なものを曖昧なまま扱う力、とても今っぽい。

地域の合唱団の打ち合わせ、商店街の空き物件視察、スプラトゥーン3 Side Orderクリアなどのイベントを挟みつつ、日曜日は大島へ。二階の展示室 omom[オムオム]での『休息(REST)』を見に行った。二人の作家が制作したものに、それぞれがキャプションをつけるという座組。直喩ではなく暗喩、関係してそうで関係していないような、これまた曖昧な紐付きがいい。展示空間も居心地良く、自転車圏内にあることが嬉しい。

自主出版プロジェクトもいよいよエンジンがかかり始め、印刷会社や協力をお願いしたい人たちへの依頼を進めている。お願いするのはドキドキするし、受け止めてもらえたら心の底から嬉しい。恋みたいだね。

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