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「ライオンキング」が仕事への向き合い方を教えてくれた

先日、劇団四季「ライオンキング」を観劇しました。
恥ずかしながら、24歳にしてはじめての劇団四季。舞台の全体がよく見える、二階席でした。

冒頭のシンバ誕生シーンから、歌声も音楽も照明も、役者たちのささいな動きまでぬかりなく、それらが合わさって創り出す迫力に、全身鳥肌が立ちました。久しぶりのその感覚とともに、気づいたら涙が溢れていました。

みなさんご存じの通り、ライオンキングには様々な動物たちが登場します。しかし、そのほとんどには台詞という台詞がありません。にも関わらず、すべての動物たちが「サバンナの景色の一部」だけで終わらない存在感を持っています。
チーターとして、キリンとして、レイヨウとして、そこにいる意味。それをすべての役者が理解し、表現できているからこそ、舞台上の隅から隅までの景色が、圧倒的な迫力で観客まで届いているのだと思います。

帰り道、私はずっと最近の自分の仕事について考えていました。膨大な量のタスクをこなす中で、私は「自分がそこにいる意味」を見失っていたのだと気付かされたのです。
なぜそんな自分になってしまったのか、答えは明確でした。すべての仕事を「まずまずOK」でFIXさせていたことです。
それが一概に悪いかと言われれば違うのですが、もっとこうできるのにと思いつつ、他があるから一旦これでいいという仕事の仕方が癖になってしまっていたのです。

「私がその仕事に取り組む意味」それは、自分自身が感じたもっとこうできる、をアウトプットしなければ生まれません。自分が納得して100%やりきったと思えるものを、日々の仕事の中で1つでも2つでも作っていかなければ、いつか100%の出し方さえ忘れてしまうのだと思います。

そうなる未来に進んでいたかもしれないタイミングで、ライオンキングに出会えて良かった。
この気持ちを忘れたくなくて、殴り書きですが綴ってみました。

未来の自分がこの拙い文章を読み返して、少しでも前向きになれたらいいな。