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胃カメラ、持ち物、メイクポーチ〜身体と向き合う2020【胃カメラ編】

昨年は、身体メンテナンスに時間もお金も費やした年だった。美容方面でないところが四十路の哀しさである。

もうそんな年齢

きっかけは、2019年の年末。
中学の同級生が亡くなった。

特別親しかったわけではないが、ひまわりのように明るく眩しい彼女は、卒業後も会えばいつも気軽に話しかけてくれた。

そんな彼女が逝ってしまった。
数年の闘病が功を奏したかのような明るい近況報告を最期に、まだ小さな子どもたちを遺して。

正社員でなくなってから10年、市の健診は受けるようにしていたけど、人間ドックとなるとハードルが高かった。時間的にも金銭的にも。

とはいえ、背に腹はかえられない。そうも言っていられない年齢なのだと気を引き締めた。まだ小さな娘たちがいる身だ。

そうして、2020年の年明け、初めて人間ドックを受けることにした。

初めての人間ドック

電車でもバスでも徒歩でも行きづらい病院に、バスとタクシーを駆使して向かう。

車で行くのが一番早そうだったが、狭くて交通量の多い苦手な道を通らねばならなかったことと、渋滞しやすい朝の時間帯だったことを考えてやめた。めんどくささを優先してしまうくらいには運転が嫌いで苦手だ。おまけに前の晩から絶食状態。万全の体調で無理なものに挑戦する気はさらさらなかった。

病院に着いたら、その日の一番乗り。検査着に着替えて、早速あれこれ検査する。

採血の時、いつも通りガン見してたらちょっと笑われた。幸い貧血になったことはないし、自分の血を怪我なくじっくり眺められる機会は貴重だと思っている。

胃カメラ体験

特筆すべきは胃カメラ。初体験である。迷った挙句、麻酔を使った鼻からの検査をオプションで付けた。

ドラマ的なイメージか、オエッとなるものだと思っていたら、とんでもなかった。

まず、麻酔のためと2種類くらい何か飲んだ。強いて言うならこれでちょっとオエッとなったかもしれない。

効くのを待つためだったのか、薄っぺらい検査着のまま、結構寒い待合室というか廊下に30分くらいずっと座っていた。徐々に感覚を失ってとめどなく流れる鼻水をティッシュで押さえながら、さして興味もない週刊誌をめくるしかなかった。

ようやく呼ばれ、診察室に入り横たわる。淡々と説明を受け(覚えてないけど、これ入れまーす的な)、いざ鼻から突っ込まれると、

いたいいたいいたいいたい

いやまじかこれ麻酔ぃぃぃ

…は効いてるんだろうけど、いやいってぇ!

鼻奥と喉にごりごりと固いものが当たる痛み。お腹には、えもいわれぬ不快感。あー内臓触られてるわー感。あれだ、子宮頸がん検診のときみたいな感じ。

そんなわけで、終わった時には完全に涙目。口もうまく動かないし、涙と鼻水と涎でひどいことになっていた。が、余韻でぐったり放心状態の患者にも構わず、やはり淡々と診察室は追い出された。

以後のことはよく覚えていない。

飲食可と言われた1時間半後、ようやく少し感覚が戻ってきて食べたホットドックの美味しさと言ったら。

とはいえ、このときもまだ押さえると鼻血が出ていた。

次回の私へ

あの、胃カメラは麻酔+鼻が1番楽だって聞くけど、それは事実かもしれないけど、それでも結構痛かったからね!

あと、鼻水もだけど、鼻血が結構出るからティッシュを多めに持っていくこと!

それから、薄めのメイクで行っても顔ひどいことになるから、お直し道具を忘れずに!

以上、健闘を祈る。

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