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長女の本セレクトが興味深いという話。

長女を見ていると、バランスの良い子だな、と思う。
何かにつけて、大きな偏りがない。

執着とは無縁の父に、顔だけでなく内面も似たらしい。偏愛するタチの母は、たまに戸惑う。

衣食や友人関係も、好みはあるようだが、どれかひとつ特別なものがあるという感じはしない。

外遊びが大好きだけど、室内で本を読むのも好き。かなり読む方なんじゃないだろうか。ただでさえ重いランドセルに、3冊も4冊も詰め込んで帰ってくる。

最近、本棚から溢れ出した絵本たちを整理した。まだ綺麗なそれらを何十冊と公立図書館に寄付しに行ったのをきっかけに、図書館に通うようになった。
学校に図書館に、時には児童館からも。どこでどれをいつまで借りてるのか、母は混乱寸前である。

さて、そんな長女。
本のセレクトにも偏りがなくて面白い。

いまは、ちょうど「いかにも女子!」なシリーズものの存在を、上に姉のいるクラスメイトから教えてもらって知ったところで、あれこれ探りながら読んでいる。

私の時にはなかったものが多い。レインボーでマジカルなマーメイドやプリンセスが人気なようだ。

■四つ子ぐらし!シリーズ
https://www.amazon.co.jp/dp/4046318406
■ルルとララシリーズ
https://www.amazon.co.jp/dp/4265062636
■なんでも魔女商会シリーズ
https://www.amazon.co.jp/dp/4265054528
■名探偵テスとミナシリーズ
https://www.amazon.co.jp/dp/4866510994
■ミオととなりのマーメイドシリーズ
https://www.amazon.co.jp/dp/4591154777
■王女さまのお手紙つきシリーズ
https://www.amazon.co.jp/dp/4052042964

シリーズもの続きものは母も大好きなので、気持ちはわかる。いずれアンブックスや十二国記や獣の奏者や森博嗣や京極夏彦を読むといい。読むかな。どうかな。

両親的にも懐かしい「おばけのアッチ」「わかったさん」「こまったさん」シリーズもよく読んでいる。料理系の頻度は高い。

ちなみに、「わかったさん」はともかく、「こまったさん」って既婚の社会人女性なわけで、子どもの読みものの主人公としてはかなり珍しいな?と今更思っている。サザエさんの系譜かな。

こまったさんについては、ダンナのヤマさんがたまに横暴なところもひそかに気になっている。

長女に話を戻すと、物語ものを好む一方で、図鑑や学研的なものも好きでよく借りてくる。

あつ森にハマった影響も大きい。

他にもサバイバルシリーズが大好きだし、先日借りてきたのは「牛丼のひみつ」だった。「いなり寿司のひみつ」を借りてきたこともあったな。以降、味付けいなりを冷蔵庫にストックしておくようになったんだった。

以前借りてきた「大研究!ガムってすごい!」もすごかった。
謎多き登場人物、岸利とおる。

きしり…とおる…

ちなみに監修はロッテ。

ホンダ監修の「水素社会ここが知りたい!」を借りてきたこともあって、これにはさすがに面食らった。

かと思えば、割とクラシカルで説教みの強い、課題図書的なものを唐突に借りてきたりもする。

友達が借りてたから、とか、なんとなく表紙が綺麗だった・可愛かった、とか、理由はいろいろあるんだろうけど、偏見なくいろいろ読んでいるいまの状態は、とても良くてとても好ましいなと思う。

母は今なお活字中毒気味なので、本もマンガも大量に読んできたけど、もっと偏っていた。小学校低学年…何読んでたかなぁ。

中〜高学年はなんとなく覚えている。世界名作全集をちょっと背伸びして読んだり、講談社のティーンズハート/集英社のコバルト文庫を読み漁っていた覚えもある。

あと歴史マンガ。石ノ森章太郎のも読んだし、大学の進路を決めたのは、この頃読んだ「紫式部」の伝記マンガがきっかけだった。

1冊の本が人生を変えることもある。
長女にも、よき本との出会いを、と願ってやまない。

そういえば、最近の長女は少女マンガも好きで、学童にある「ちゃお」のバックナンバーを繰り返し読んでいるらしい。

最近の少女漫画誌のことはよくわからないので、試しにと「ちゃお」を買ってあげたら、しばらく夢中だった。ちょっと焦って「本も読みなさいね」と言い添えた私を、「あなたに似たら、そりゃあマンガもすごく読むだろうね」と夫が笑った。

そろそろ、私の本棚も整理すべきかもしれない。
スペース的な意味でも、倫理的な意味でも。

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