2020年に読んだ本

自分は現在職業訓練に通いながら就職を目指している立場の者です。

いわゆる無職です。

今は毎日7時起きに苛まれながらも日々通うことを継続しています。

体調が悪い時にも遅刻できるのは本当にありがたいです。

あと6時間ほどしか遅刻できないけれど。

その通う前は、転職活動を行なっていたものの結果がうまくいかずに、祈られていました泣

そこで社会人になってからは勉強や学びの場面で忙しかったので、学生時代にやっていた読書をしました。

毎日読書をしている方々からすればちっぽけな読書量だけど、日々、小説の部分でどのように行動して逆境に打ち勝ったのか、こういう苦しい場面ではどう人と関わっていったのかを学びたく読み始めました。正直無職であったからこそ、本が読めました。時間は目一杯ありました。

読んだ本はこちら

自分は歴史や京都関連、恋愛小説も好きなので有名どころをポロポロと読んでいきました。

その中でも気に入った10選を紹介してみたいと思います。全部小説でいきます。(偏向報道になってしまうかも)

(服装の歴史と栗林大将の本は部分的に読みました。)

坂の上の雲  司馬遼太郎

新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4167105764/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_kew7Fb0GXXKT2


本当はアマゾンに飛べるようにリンク貼りたかったけどうまくできなかったので、
断念しました泣

竜馬がゆくと迷いました。

こちらは司馬遼太郎さんの作品で自分の中ではシバちゃんと呼ばせていただいております。

主人公で兄の秋山好古、弟の真之、正岡子規、3人が織りなすもので、明治が始まってから欧米列強に軍隊や政治腕力に遅れをなすところからどのようにして、少しでも大国と対等になっていけるのか、それまでの幼少期で育った伊予松山での生活、その後の日清戦争、日露戦争にどういう影響を及ぼすかが書かれています。

それぞれ性格も相まって勇猛精進、質実剛健でコサック騎兵に対抗する好古と観察眼が鋭く徹底的な分析をし、東郷平八郎とともに三笠に乗りバルチック艦隊を撃破する真之は特に熱いです。

 燃えよ剣   司馬遼太郎

燃えよ剣(上) (新潮文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/410115208X/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_xdw7Fb1B83MKA


こちらも同じくシバちゃんです。
またまたでごめんなさい。

この本で新撰組が好きになり、先月壬生寺と京都霊山護王神社に行ってきたほどに最高の物語でした。
主軸は土方歳三であり、その周辺の近藤勇や沖田総司、山﨑丞、永倉新八、原田左之助などあげればキリがないほど剣をブンブン振り回します。彼らが最初新撰組の前身、浪士組、新徴組から始まります。

新撰組で意見が合わなかったり、(清河八郎、伊藤、伊藤甲子太郎)抹殺命令が降っているにもかかわらず達成できなかったり、逃亡してしまったりしたらその者を殺さなければいけないという掟があり、数々のものが殺されるという剣に生き剣に死んだ男らが派手派手に生きます。

一番印象に残ったのは

今まで兄弟子として育ててくれた山南敬助を土方歳三の命により、沖田総司が近江で介錯しなければいけないことになったことがかなり苦しかったです。

あと燃えよ剣を読んだ後には新撰組血風録もおすすめです。


二つの祖国  山崎豊子

二つの祖国(一) (新潮文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/410110445X/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_duw7Fb1YEBSRX


こちらは以前、中学生か小学生の時に草彅剛さんと松山ケンイチさん主演の99年の愛というドラマで日系2世が太平洋戦争に仕打ちられたことに大変興味を持ったことがきっかけで、今回、山崎豊子さんの本を読ませていただきました。

主人公の賢治は弟2人おるが、忠は日本で陸軍に入り、勇はヨーロッパ戦線で戦うことになります。賢治は後にフィリピンで、忠に会いましたが、様々な困難な状況により、和解出来なくなりますが、困難を打ち破り極東国際軍事裁判でも奮闘します。

生きてるだけで愛  本谷由希子

生きてるだけで、愛。 (新潮文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4101371717/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_wHw7FbSTGMQWV


この本に共感する部分があって躁鬱であるものの過眠症である点です。仕事を辞めた当初は1日12時間以上眠ることが多くあり、この生活分かると感じました。
こんなキツくてだるくて面倒い人生でも、生きてるだけで何か得られるものはあるんだな思った本です。

左京区七夕通東入ル 瀧羽麻子

左京区七夕通東入ル (小学館文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4094087095/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_MOw7FbZEHQX11


この本は京都が舞台で甘酢ぱっい恋模様が描かれています。一緒に三条のパン屋まで自転車で漕いでお茶したり、2人漕ぎもしていてなんだかめちゃくちゃ読んでてキャキャしちゃいます。お互い付き合いをする過程も見ちゃくちゃいいです。

西の魔女が死んだ 梨木香歩

西の魔女が死んだ (新潮文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4101253323/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_HTw7FbVN16QC7


少女とそのおばあちゃんの教訓を教えてくれる本です。

特に印象的なのは、「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」です。

仕事でも前の職場を辞めてしまったけれど、自分の持ち場は必ずあると思って進んでいきたいと思った一節でした。

大河の一滴   五木寛之

大河の一滴 (幻冬舎文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4877287043/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_a3w7Fb6X028VG

なんとか生きていきたいと思うものの、辛い、だるい、なんも出来ないと思っていた所にやってきた本です。

印象に残ったのは、この世に生を受けた者はだれでも、たとえ悪人であっても、ある種の役割があって存在しているのではないか

生きたということに人間の値打ちがある
生きているだけで人間は大きなことを成し遂げているのだ

生も死も、光も影も、喜びも悲しみも、みんな抱え込んで生ずる混沌を認め、もう少しいい加減に行儀悪くなって、たおやかな融通無碍の境地を作ることが、枯れかけた生命力を生き生きと復活させ、不安と無気力の漂う時代の空気にエネルギーを与えることになる

永遠の0      百田尚樹

永遠の0 (講談社文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/406276413X/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_f6w7FbBJV6SXZ

宮部久蔵は絶対に家族にもう一度戻って帰ってくると言った。敗戦はない負けなしの零戦のパイロット。
しかし最後には若手に零戦より劣る飛行機に乗り未来を託した、彼の真相は。

孫らが一人一人宮部を知る人たちに会いに行くが語る人の内容が違う。
良いイメージの者もいれば逃げ腰、臆病というものさえいた。
最後に彼がなぜ死んだのか分かった時には涙なしでは語れません。託す思いがよく分かりました。

深夜特急  沢木耕太郎

深夜特急1 ー 香港・マカオ〈文字拡大増補新版〉 (新潮文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4101235287/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_zbx7FbV76N6QX


旅のバイブルといってもいいこの本。

香港、マカオを通り、ネパールを越えインドにたどり着き、バスのみでロンドンまで行く熱い沢木の実際に行ったノンフィクション作品。
学生の時には、バイトのお金を費やして、国内外問わず行ったので、旅の謎のキャッチャーや、物乞いなどあるあるな場面が網羅されています。

82年生まれ、キム・ジヨン 
チョ・ナムジュ

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本) https://www.amazon.co.jp/dp/4480832114/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_Cgx7FbF03J59N

最後の本はこの本です。

フェミニズム、フェミニズム言われているけれど、ごく当たり前の日常の中にある。そしてそれらを作っているのは私たち、男たち。

痴漢やレイプ、就職試験、育休など社会に巻き起こる者には何故女性が被害者になるのか、われわれ男性が考えさせられる者です。

言葉が悪いが女性の絶望や苦悩が詰まっていて本当に、男性1人1冊読まなければ、女性と立って歩幅を合わせることは不可能だと感じる。

是非この本は手に取って欲しい。



まとめ

以上で10冊紹介しました。

本当に自分の好みなので悪しからずです。

本は読むことによって他の人の追体験をすることができ、生きる糧にもなると再認識できたので読書を続けていきたいと思います。

おわり

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