使いやすい簡単文具の真逆 「挑戦したくなる文具」 を作ってみた。
小さい頃からプラモデルやジオラマなど細かくて小さいものを工具でちょこちょこ触ってなにかを作る遊びが大好きでした。今は有機溶剤のアレルギーになってしまい、なかなかプラモデルの塗装を楽しめないのですが、その分、手帳や文具で小さな作業を楽しんでいます。手先が器用なのは小さい頃から続く細かい作業のおかげかなと思います。
ASANELでは「なるべく簡単に使える文具」「なんとなく綺麗に仕上がる文具」を作る事が多く、使う方が上手くできて「やったー!」と嬉しさを感じられる仕組みを取り入れるのが好きです。
今回はちょっとコンセプトを変えて、色々な道具や文具が使いこなせるようになってきた方が「挑戦して気持ちいい文具」を作ってみました。中級者・上級者の手帳好きの方に「ぉぉおおおーー!上手くできた!」を味わってもらいたい文具です。
超極小イラストマステ
コンセプトは「超小さいイラストで、小さな手帳やノートで絵文字のように使えるマステ」です。
15mm幅に小さなイラストがみっちりレイアウトされています。とにかく小さくて大きめで7mmくらい、小さいと4mmくらい。1cm以下の極小サイズのイラストしか入っていません。
色はトーンと色数を揃えているのでどれを組み合わせも良い感じに馴染みます。ただしこれをハサミで切り離していく作業がかなり集中と器用さを有します。
ある程度、MY BESTの作業道具も必要で、私の場合は「ALLEX スリム100(はさみ)」「TAMIYA ツル首 精密ピンセット」を使います。普通のピンセットだと掴みにくいので精密ピンセットが必須。貼りやすさでツル首。ハサミも刃が薄手で使い勝手の良いALLEXくらいの切れ味がないと難しいです。少しでもべた付いたらクリーナーで落とします。
※ 詳しくはスタメン文具で紹介しています。
https://note.com/asanel/n/nc50f59a2d3fb
今回は中・上級者向けなので、自分の好みの道具でOKです。もう手に癖もできていると思うのでいつものスタメンを各自ご用意下さい。
すごく小さいので精密ピンセットである程度ざっくりカットしたマステをつまんで作業します。こんな感じに余白をカットして小さいマステに成形していきます。マステの庭師さんみたいな感じでしょうか。
上手くカット出来たら「マステ帳」の剥離紙ページに貼って、仮置きします。小さいパーツを溜めてから手帳で使います。
こちら実際に小さくカットしたマステです。M5のリフィルに貼っています。小さいですね。穴が4mmなので穴くらいのサイズ。
手帳で絵文字のように使う
小さなパーツが集まったら、M5やマンスリー、ウィークリーなど小さめの手帳でスマートフォンの「絵文字」のように使います。
極小手書き文字にそっと添えて、絵文字のようになります。指で貼るのが難しいので、剥離紙からピンセットで貼りました。最初から最後まで精密ピンセットが大活躍します。
とにかく小さいので、マンスリーの端っこに貼ったり、ウィークリーの日付に添えたり。手帳で「ちょっと貼りたいな」を楽しめます。
「簡単、時短、綺麗」も素敵な文具のコンセプトなら、「難しい、挑戦、達成感」という文具も素敵だし、できるようにだんだんなってくる「繰り返しの訓練」の先にある喜びも人間らしくていいなぁと思いました。
もうちょっとデザインの調整は必要ですが、こういう個性が突き抜けてる文具も製品化して、挑戦したい方の気持ちに寄り添いたいですし、私も使いたいので、小ロットでマステを製品化してみようかなと思います。このちょっと変わった文具を製品にできるのもASANELの楽しさです。
ASANEL
私が欲しくて使いたいオリジナル文具だけを作る文具ブランド。
ブランド名の由来は「朝、寝る。」すごく夜型。
https://www.asanel.net
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お店の最新情報や再販の進捗はInstagramでお知らせしています。
https://www.instagram.com/asanel_bungu/
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