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手帳コラージュ用「配色マステ帳」のレシピ作り方。

手帳コラージュをはじめるとき、迷いやすいのが「配色」。色の組み合わせで無限に広がるコラージュは、慣れるまで配色を決めるのが少し難しく感じます。

配色を決めないでコラージュをすると、まとまりのないちぐはぐなデザインに仕上がってくるため、なかなかお気に入りのページになりません。配色が無意識にできるようになるまでは、最初に「配色目標」を決めると手帳がしやすくなります。

ASANELへの質問やリクエストでも「色の組み合わせがなかなか思いつかない」「思った通りにまとまった手帳にならない」というメッセージをいただくので、私がやっている「スタートマステ」システムをご紹介します。

「配色マステ帳」とはなにか

私の愛用マステ。無地と方眼。

手帳コラージュには色々な文具がありますが、マスキングテープはその中でもはじめての方にオススメ文具です。

  • 張り直しができるので失敗が少ない

  • 裏抜けがほぼない

  • 裏ページの凹凸も出にくい

  • 手ごろな価格で身近なお店ですぐ手に入る

書き出すととても優秀な文具だなぁと分かります。いきなりあれもこれも文具を増やして使うと、道具も多くなり、慣れるまで少しストレスも感じるので「マステだけでコラージュする」と決めてしまいます。スタンプやシールはマステでコラージュに慣れてから追加していく。これで十分楽しめます。

そこで、マステだけの手帳コラージュで愛用しているのが「配色マステ帳」です。簡単に作れて、コラージュをはじめるときに眺めてマステのベースになる組み合わせをひとつ選ぶだけ。その時の気分で選べばOKです。

「配色マステ帳」下準備

作り方をご紹介していきます。

用意するモノ

  • M6リフィル

  • 好きな色の無地のマステ 数本

  • 繊細な方眼のマステ 数本

  • 小さな切れ味の良いはさみ

道具の解説

M6リフィル
私がM6でレシピ帳をまとめているのでM6ですが、ノートでも他のサイズでもOK。好きなものをご用意下さい。とくにルールはないです。

好きな色の無地のマステ
mtがとても貼りやすいです。色数も多め。ダイソーの無地も色数が増えたので選びやすいです。私は家の近くにmtの無地があまり売ってないのでダイソーを使っています。国産のマステが使いやすいです。好きな色数本でOK。多くても悩むので5〜6本くらいでも十分楽しめます。

繊細な方眼のマステ 数本
ASANELで販売している方眼のピッチと線の細さをかなり細かく設計したマステです。どんなイラストマステやコラージュとも喧嘩せず自然に馴染むものがなかなか売っていないので、ASANELでデザインして製品化しました。カモイ製なので(mtを作っている会社)mtと同じ品質です。とっても良い感じのスーパー脇役文具。見た目は地味ですが使うと分かる大好きな文具です。
https://www.asanel.net/categories/3322945

小さな切れ味の良いはさみ
マステをたくさん切るので、切れ味の良い綺麗なハサミを用意するのとオススメします。小さくて刃が厚いとカットラインがぶれるので、手帳コラージュでハサミはちょっと良い物をオススメします。スタメン文具で紹介しています。
https://note.com/asanel/n/nc50f59a2d3fb

無地と方眼を組み合わせる理由

色の面積と要素でバランスを取りやすい組み合わせなので、無地と方眼が配色探しにはオススメです。無地は色の面積が広く要素が単一でシンプル。方眼は色の面積が少なく交差する線の要素が少し複雑。

相反する要素を持つ組み合わせなので無地と方眼を組み合わせると、自然とちょうどいいバランスが作りやすくなります。意外と同一面積になる無地同士の方が強弱がないので、バランスを取るのは難しかったりします。

「配色マステ帳」の作り方

道具の用意ができたら作り始めます。

(1)ノートやリフィルに枠を付ける

私のはM6を4分割しています。枠線やガイドが不要な方はこの作業を飛ばしてOKです。もし手帳がバインダー型であれば、レシピ帳はリフィルタイプがオススメ。外して並べて、たくさんの種類から選べるので便利です。

管理しやすいように4分割と通し番号が書いてあります。

(2)無地マステと方眼マステで組み合わせを試す

無地マステと方眼マステ

無地のマステ数本と方眼マステ数本を選びます。色は好きなモノでOK。

無地と方眼を1本ずつ選んで「組み合わせ」をイメージします。いきなりマステを手帳に貼る作業をするより「マステをロールのまま手に持って、組み合わせたり交換したりを繰り返す」と、偶然自分では気付かなかった配色が見つかるので、少し遊び感覚で楽しみます。「色を知る」「偶然の組み合わせを見つける」遊びです。好きな組み合わせが見つかると嬉しい気持ちになるので、あんまり考えすぎずに気軽に遊び感覚でOKです。

組み合わせを味わっているところ

上記の2枚の写真。同じマステですが、組み合わせを変えただけでこんなに印象が変わります。なんとなく遊んでいると「お!かわいい!」みたいな組み合わせが見つかってきます。忘れそうなときはスマホで写真を撮っておくのも便利です。見て後から思い出せます。

(3)無地のマステを貼る

手順の(2)で見つけた気に入った配色を記録していきます。まずはベースになる無地のマステを貼ります。だいたい写真のような感じで。私はスペースの都合で縦に貼っていますが、ノートやリフィル、好みで管理OKなので横でも大丈夫です。

(4)方眼のマステを重ねて貼る

手順(3)で貼った無地のマステに方眼のマステを重ねます。少しずらして斜めに貼るのがポイントで、重なったところの曇り加減も見えて参考に便利です。

無地と方眼を貼る順を逆にすると、重なりの曇りが見づらいので、順番は無地→方眼、が大事です。方眼の線の隙間から見える下の色がコラージュの大事なポイント。

(5)たくさんの組み合わせを作る

あとは同じ要領で、無地と方眼をどんどん組み合わせて記録します。こんな感じでレシピがたくさんできます。マステの数がそんなに多くなくても、印象はこんなに変わります。楽しいですね。

ASANELで発売中の4種の方眼をメインに私の実際の「配色マステ帳」のレシピです。手帳をするとき、このレシピを眺めて「今日はこの配色ではじめよう」とスタートになります。楽にコラージュがはじまります。

繊細なオレンジ方眼 × 無地
繊細なグレーの方眼 × 無地
繊細な黄色い方眼 × 無地
繊細な黒い方眼 × 無地

繊細な方眼シリーズの詳細はASANELのページをどうぞ。
https://www.asanel.net/categories/3322945

(6)完成!

手帳にレシピのリフィルをはさんで完成。いつでもサッと見てコラージュをはじめられます。飽きてきたら新しい無地のマステを追加購入するとさらに組み合わせが広がります。

ASANEL
私が欲しくて使いたいオリジナル文具だけを作る文具ブランド。
ブランド名の由来は「朝、寝る。」すごく夜型。
https://www.asanel.net

Instagram
お店の最新情報や再販の進捗はInstagramでお知らせしています。
https://www.instagram.com/asanel_bungu/

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